現職 松原忠義 大田区長 長期政権の成果をふりかえる

大田区長 松原忠義 公約と成果 政策

 今月14日に告示の 大田区長 選挙 に向けて精力的に街頭活動をしている岡 高志でございます。現職 松原忠義 大田区長は、区長公務優先なのか選挙に向けた目立った活動はされていないようです。紙の広報物やWEBメディアも用意されていません(4/3現在)。

 これでは、現職 松原忠義 大田区長が4選に向けて大田区をどう導いていくのかわかりません。公開されている情報などから読みといてまいります。

現職大田区長 松原忠義 のとらえる今後の大田区の課題

(議会発言から抜粋)

 正念場にある重要課題もございます。それは、羽田空港跡地のまちづくりのほか、新空港線の整備、中央防波堤埋立地の帰属問題です。加えて、少子化・高齢化社会への対応や公共施設の老朽化対策及び区民の暮らしを守る防災対策など、喫緊の重要課題もございます。(自民党・押見議員の昨年11月代表質問への答弁)

 羽田空港跡地まちづくりのほか、新空港線の整備、中央防波堤埋立地の帰属問題など、まさに正念場にある課題がございます。加えて、少子化・高齢社会への対応や公共施設の機能更新及び区民の暮らしを守る防災対策などの喫緊の重要課題もございます。(共産党・福井議員の多選自粛条例廃止議案の質疑への答弁)

現職大田区長 松原忠義 多選の弊害を語る

(多選自粛条例を廃止した際の議会発言から抜粋)

 条例制定時におきまして、多選による弊害を強く意識しており、その防止策として、一定の制限をする必要があると考えておりました。現在も基本的な考えに変わりはありません(公明党・松本議員への答弁)

 ( 区長多選 の )弊害が起きないように区政のかじ取りを行ってまいります。重要なのは、首長が持つ権限を謙虚に受け止め、区民の負託に誠実に応えていくこと。情報公開など透明性のある区政をさらに推進するとともに、区民の声を広く聞く機会にも留意をしてまいります。(共産党・福井議員への答弁)

松原忠義 大田区長 4年前の選挙公約とその成果

大田区選挙管理委員会サイトより引用
http://www.city.ota.tokyo.jp/senkyo_kansa/senkyo/kiroku.html

 総花的で漠然とした公約であって、区長であれば概ね実現できそうな公約であります。
であるにも関わらず、実際に成果を検証すると下表の通りであって、あまり実現できてないといえます。

大田区長 松原忠義 公約と成果

現職 大田区長 松原忠義 のとらえる正念場の重要課題について岡高志の見解

羽田空港跡地のまちづくり
 すでに鹿島建設を中心とした企業グループと50年の長期締結を締結済み。契約に基づいて粛々と開発は進み運営を企業グループが担います。区長として果たす役割は無いはずです。

新空港線(蒲蒲線)の整備
 鉄道整備の第三セクターを設立すると表明しながら、2年経っても何も進んでいない。進められていないのがまさに今の区長の責任でしかありません。流石に続投の理由にはならないでしょう。

総務財政委員会 第1定例会, 2019年 〜 2018年度蒲蒲線補正予算 案への反対討論
区議会議員としての任期満了も近づいてまして、最後の定例議会の真っただ中。所属する総務財政委員会には、蒲蒲線関連の補正予算案が付議されています。現職の松原忠義区長がゴーマンな姿勢で蒲蒲線を推し進めんとしてますので、反対を表明いたしました。以下...

中央防波堤埋立地の帰属問題
 東京都による仲裁で満足な結果が得られず、裁判所に提訴している案件。
 東京都による仲裁で成果が得られなかったのは、まさに今の区長の政治責任。
 裁判の場において、区長の政治力が反映されるとは到底思えない。

 多選自粛条例という区民との約束を反故にしてまで再度区長を務めねばならないほどのことなのでしょうか。多選の弊害が起きないようにするべく、区民の負託に誠実に応えて、情報公開など透明性のある区政をさらに推進する、と発言されてます。
 松原区長が認識されておられる重要課題がいかに重要であって、それをご自身がどのように解決されるのかは誠実に表現していただきたいものです。

大田区政へのご意見・要望

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