遺言書自動作成サイト 遺言書AI 運営者の行政書士 岡高志 です。私の事務所がある大田区でも 老いじたく を推奨しています。
財産の整理、遺言の作成や老後の暮らし方など、ご自身の将来に向けて、備えておきたいことや不安に思っていることはありませんか。「人生100年時代」と言われる今日。生涯を安心していきいきと暮らせるよう、区では老いじたくを推進しています。元気なうちから必要な備えをして、これからの人生を前向きに考えてみましょう。
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老いじたく 終活 で考えること
老いじたく とは、 終活 といわれることが一般的だと思います。人生最後の準備を始めることです。
そこでは、何を考えるのでしょうか?
前回お伝えしたエンディングノートと重複する部分も多いですが「 老いじたく 」という視点から整理します。
参考記事: エンディングノート ~ 無料 遺言書自動作成サイト の運営者から
自分の将来
老いじたくで大事なのは、「最期まで自分らしくどう生きるか」です。 老後にやりたいことや過ごし方、介護・終末期医療への希望などを整理して、自分の思いを再確認しましょう。
これまでの人生を振り返り、まずは、自分の将来を具体的にイメージすることで、老いじたく全般の内容が進めやすくなります。
- 働き方・趣味・学び・社会貢献
- 介護状態になったとき・・・ どこでどのように暮らしたいか
- 病気の告知・延命治療についての 要望やその理由
亡くなった後のこと
財産、葬儀や納骨、お墓(場所・承継・墓じまい)、家財の後始末などへの考えを整理して、自分の思いをきちんと残しましょう
最期の意思を残し、自分の希望を実現してもらうには備えが必要です。 おひとり様の場合は、実行してくれる人を決めておくことが大事です。
- 葬式(種類・遺影用写真・費用)
- お墓(菩提寺・納骨方法・費用・改葬)
- 遺品や家財の片づけ
- 賃貸住宅の退去や公共サービスの 解約や精算、行政手続きなど
- パソコンデータ等の処理
親亡き後の子どもの生活
「この子のためにずっと頑張りたい」
「でも自分に何かあったらこの子はどうなるだろう?」
お子さんが将来にわたって安心して暮らし、周囲の人が判断に困らない備えをしておくとより安心です。
- 障がいのある子のために、親が備えておけること
- 家族以外の繋がりや相談できる人(場所)を広げる
- 制度(成年後見制度や信託など)を理解し、必要な準備をしておく
- 親自身の老後の備えをしておく
※親が元気なうちに、お子さんの後見人等にお子さんの好みや、強みなど伝えておくことで、適切な意思決定支援や本人の自己実現の可能性を広げることにもなるでしょう。
身の回りの整理
自分以外の人では整理できないものがあります。写真や手紙、使っていない銀行口座、クレジットカードなどを整理しましょう。ご自身を振り返るきっかけにもなります。
からだも心も元気な時に、大事な思い出の品を少しずつ整理しましょう。同時に、家族や知人との会話を楽しみましょう。
- 写真・手紙・年賀状
- 服や着物・宝飾品・引き出物
- 趣味で集めたもの
- 使っていない銀行口座・有価証券
住まいのこと
たくさんの思い出のあるわが家。次の世代に負担をかけないためにも、家族で話し合っておくことが大切です。継ぐ人がいない場合は、自身がどうしたいのか考えておきましょう。
歳を重ねてくると住宅改修が必要になることもあります。今後の自分らしい暮らし方を実現するために、不動産の売却、賃貸、譲渡など自宅の有効活用を考えましょう。
- 売却・賃貸・譲渡
- 名義変更していない不動産の取り扱い
- 空き家の管理
もしもの備え
急に病気で倒れたり、将来、認知症などで判断能力が低下して、お金や大事な契約のことがわからなくなってしまったらなど。元気なうちに備えることで、もしもの時に、自分の意向や状況に合った支援に繋がります。 備えていることが分かるように、周囲に伝えておくことも大切です。
- <緊急時に備える> かかりつけ医・薬局、病歴、持病、服薬(おくすり手帳)、アレルギーの有無、緊急連絡先リスト・生命保険等リスト
- <判断能力の低下に備える> 任意後見契約・信託契約
老いじたく 終活 をはじめるには
老いじたくといっても、何から手をつけていいか分からない方が多いのではないでしょうか。
自分の健康に自信がある方
元気なうちから自分の将来について考えておくことで、 これからの人生を、不安なく、安心していきいきと暮らしていくことができます。
「備えあれば憂いなし」
まずは、自分ひとりで始められる、このようなことから取り組んでみましょう。
- 生きがいや楽しみ、これからやってみたいことを考えてみる。
- 写真や手紙、洋服、引き出物など、自分の身の回りの整理を行う。
- 使っていない銀行口座やクレジットカードを解約する。
自分の身体に不安が出てきた方
「体力の衰えを感じる」
「もの忘れをするようになった」など、
自分の身体に不安が出てきたことで、将来について、心配に思う方がいるのではないでしょうか。
老いじたくを進めるうえでは、自分の思いを回りの人に伝えていくことも、大切なポイントになります。また内容によっては、専門家への相談も必要になります。
- 緊急時の連絡先リストを作る。
- 将来、自分のお世話をしてほしい人を決めておき、あらかじめお願いしておく。
- 遺言書やお墓のことなど、自分が亡くなった後のことを考えてみる。
自分の興味・関心があることから、思いを整理していきましょう。 そうすることで、次の課題が見つかったり、新しい考えが出てきたりして、 あなたの老いじたくが具体的に進んでいきます。