こんにちは。2027年4月の 大田区 長選挙に立候補を予定している岡高志です。大田区では、区立 児童相談所 の整備方針から東京都との連携による大田区子ども家庭総合支援センターの整備に転換しています。
大田区内で発生した痛ましい児童虐待死事件から、私たちは何を学んだでしょうか。子どもの命を守ることは、区政の最優先事項であり、すべての施策の基盤でなければなりません。
しかし、大田区が現在進めてる計画は、あまりにも遅く、曖昧で、そして子どもの安心を欠いたものであると言わざるを得ません。現行計画を整理した上で、子どもの命を守るための児童相談所整備を求めてまいります。
立ち止まった区政が生んだ「命の空白期間」
大田区の公式発表によれば、「(仮称)大田区子ども家庭総合支援センター」の本格開設は令和8年度上半期を目指すとのことです。
国が区立児相の整備を強く推進し、緊急性が叫ばれている中、この遅延は容認できません。開設が遅れる数年間は、救われるべき命が失われる可能性を孕んだ「命の空白期間」に他なりません。
さらに、令和7年8月からは、都の品川児童相談所のサテライトオフィスを設置し、「都区共同モデル」を試行するとされています。
私はこの都区共同の「試行」には大きな懸念を持っています。なぜなら、サテライトオフィスという形では、緊急時に介入や保護を決定する責任者の権限が弱まり、意思決定が都に依存することで遅滞するリスクが高いからです。子どもの命は、瞬時の判断を要します。責任と権限を区長が負い、迅速に動ける体制こそが、大田区には必要です。
参考記事:大田区児童相談所 開設計画~品川児童相談所から移管を
子どもの安心を欠いた「一時保護所なき児相」計画
そして何より致命的なのは、現行の計画において、一時保護所の整備計画が明確に見えないことです。
一時保護所は、虐待を受けた子どもが安全を確保され、心身の安寧を取り戻すための、唯一の「シェルター」です。緊急時に子どもを保護しても、区内に安心できる場所がなければ、心理的なケアは望めず、子どもの不安は増大するばかりです。
一時保護所のない児童相談所は、子どもの安全を確保する機能を半分しか持っていません。子どもに安心を与えることができない児相体制には不安を覚えます。
現場の悲鳴—区民の指摘が示す「人材の危機」
私は区民の方々から、以下のような切実な声をいただきました。
「前区長時代は、大田区独自の児童相談所を作る方向で専門職の採用を進めると共に、近隣の児童相談所や一時保護所等に積極的に職員を派遣して人材育成にも力を注ぎ、職員達も一丸となって準備を進めていたようですが、現在の鈴木あきまさ区長が、当選後、区児相の設置をいきなり白紙に戻し、これまで通り、都児相との連携でいいという後ろ向きな姿勢に大きく方向転換したことにより、現場はガタガタになっているようです。新しい児相で働くという希望を胸に大田区の職員になった者達に対してやめてもらって構わないといった無責任な発言もあります。」
この事実は、単なる政策転換の問題ではありません。子どもの命を守るという崇高な使命感を持って大田区に来てくれた専門職員の希望を打ち砕き、人材基盤そのものを破壊する極めて無責任な行為です。「やめてもらって構わない」という発言は、区政のトップが児童福祉の専門性、そして子どもの命の重みを理解していないことの現れではないでしょうか。
私が大田区長であるならば、児童福祉司・心理司に対する手当を充実させて、全国トップクラスの待遇とキャリアパスを用意することで、離職を防ぎ、優秀な人材を大田区へと呼び込みます。
子どもの命は待ってくれません。私は、実行力と覚悟をもって、大田区の児童相談所を「日本で最も信頼できる、子どもの命を守る砦」へと整備してまいります。



