東京・大田区で民泊ひろがる!

民泊条例 全国初で大田区で条例化(*)

大田区政で初めて全国紙の一面記事になった!などの声も聞こえています。
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内閣府地方創生推進室 東京都都市再生分科会 配布資料より
大田区随一のブロガー議員としては、1週間もたって今さらですが、まとめてブログに書いておきます。
* 大田区で条例案は11月の定例議会に提出される予定です。大阪府議会にも条例案は提出されていますが、自民公明が過半を占めており区長と議会の対立が少ない大田区での議決の方が先であろうと言われています。


● 民泊 とは

通常のホテル・旅館ではない個人の空部屋などに宿泊すること。
訪日外国人増加による宿泊客増加、インターネットマッチングサイトAirbnbなどが広まるとともに、民泊ニーズは高まっています。
一方で、通常のホテル・旅館は旅館業法の規制を受けるのに対して、
民泊は旅館業許可をとらずに営業していることが問題となります。

● なぜ大田区で?

東京圏の国家戦略特区の範囲に大田区全域が指定されています。
国家戦略特区の規制緩和メニューのひとつとして、旅館業法の規制を緩和により民泊が可能になります。
詳細な規定については自治体ごとに条例を制定する必要があります。
大田区は国際空港である羽田空港を有するので、国際都市を標榜しています。
しかし、外国人宿泊ニーズが際立って高いわけではなく、民泊の実績もあまり多いとは言えません。
一方で、大田区のホテル稼働率はすでに90%を超えており、新しい宿泊施設の供給が求められています。
人口71万人の大きな自治体 大田区で民泊を可能にすると、民泊マーケットは活気づき、新しい資産活用の可能性も出てくるのではないでしょうか。
THE PAGE の記事東京五輪に向けた「民泊」なぜ大田区で条例化?が大田区役所の担当者に取材してよくまとめられているのでそちらも参考に。
● 想定される民泊への規制
民泊が旅館業法の規制緩和により可能となるわけですが、
既存のホテル・旅館事業者からの反発があります。
大田区も蒲田駅周辺に昔ながらのホテル・旅館がありまして、様々な反対意見が予想されます。
とはいえ、せっかくの規制緩和が規制過多になっては意味がありません。
条例案が出てくるまで詳細はわかりませんが、現時点で想定される民泊への規制はおおまかに、

  • 対象は外国人のみ
  • 滞在期間は 7~10日以上
  • 部屋面積 25m2以上
  • 適切な設備(水回り含め)
  • 周辺住民に対する苦情窓口設置
  • 宿泊台帳の整備
  • 最初・最後に宿泊客と対面確認
  • 大田区保健所の立入検査権を付与
  • ホテル旅館建築可能な用途地域のみが特例対象です。(低層住居地域は対象外です。)

規制が厳しくなることで、民泊を受け入れようとの声が萎まないことを期待します。
すでに、大田区では旅館業法施行条例を定めています。
自治体で既存のホテル・旅館事業者への規制を変更することも可能なので、民泊への規制強化だけでなく、既存のホテル・旅館事業者への規制緩和もひとつの対応ではないかと思います。
● 議決権者として
いろいろ書きましたが、私は、これから出てくる民泊条例の議決権者でもあります。
よりよいルールとなるように、現状を把握し、今後の影響を見極めてまいります。
ご意見ありましたら、お知らせください。

東京・大田区で民泊ひろがる!」への6件のフィードバック

  1. 一区民

    大田区で民泊なんて、冗談かと思っていたら本当だったんですね。
    区民として絶対反対です。
    国際都市を標榜…区民に何のメリットがありますか。
    観光都市での外国人宿泊客の酷いマナー違反を、まさかご存知ないとは思えませんが
    治安面、衛生面、不動産の資産価値の下落等々、1つも良いことなどある訳がない。
    観光客に紛れてテロリストが入り込むことだってあります。
    誰が得するんでしょうか。何かあったら、誰がどう責任を取りますか。
    こんな恐ろしい事、全国に先駆けてやる必要ありません。
    冗談じゃないです。
    区議は、区民の生活を守るのがお仕事では。
    外国人旅行者が家の周りをうろうろされたのでは、子どもを安心して外に出すことなどできません。
    何のために治安の良い住宅街に、高いお金を出して家を買ったのか…本当に腹立たしい条例案です。

  2. 岡高志

    マンション・チラシの定点観測 ブログ管理人さま、
    BLOGOSで並んで転載されてまして存じ上げております。
    いつも参考にしてます。
    今後も大田区の分析をよろしくお願いします。
    岡 高志

  3. 岡高志

    一区民さま、
    ご指摘の民泊のデメリット
    「外国人宿泊客の酷いマナー違反」
    はよく挙げられます。
    逆説的に言えば、それ以外にデメリットは見当たりません。
    ただ、外国人宿泊客の酷いマナーは、すでに区内ホテルに外国人宿泊客は存在していますが、具体的に報告されていません。
    一定数の外国人が大田区でも生活されています。
    外国人の存在にも寛容であっていただきたいです。
    岡 高志

  4. 岡高志

    一区民さま、
    補足します。
    >何のために治安の良い住宅街に、
    >高いお金を出して家を買ったのか…
    >本当に腹立たしい条例案です。
    とありますが、
    今回の民泊が可能になるエリアは
    低層の住宅地は該当しません。
    商業・工業・1種住居地域などに限定されます。
    治安のいい住宅地の方が、
    高級感のあるゲストハウスが民泊施設になり得るだろうから、
    民泊施設が治安悪化を招くとは必ずしも思えないので、
    民泊エリアの限定も要らないと、私は考えています。
    とはいえ、その様な懸念があるならば、配慮するべきですね。

  5. 一区民

    お返事ありがとうございます。
    私はアジア某国に数年間住んでいたことがあります。
    かつて自分が外国人だった訳ですから、日本で暮らす外国人にも寛容な方だと思っています。
    ただ、富裕層だろうがなんだろうが日本とは価値観やものの考え方が全く異なる国はあるものです。
    そもそもホテルと一般区民が日常生活を営むマンションなどは決定的に違います。
    また、定住してきちんと生活している外国人と、旅行者は混同すべきではないと思います。
    例えば、マンションの戸境壁は避難経路として簡単に破れたり、避難梯子などで上下階が比較的簡単に行き来出来ると思いますが、逆に防犯面で問題にはならないのでしょうか。
    行きずりの、価値観の異なる人たちが、入れ替わり立ち替わり隣家や上下階にいるなんて、安心して暮らせるとはとても思えません。
    旅行者はただでさえ羽目を外しがちですし。
    条例案可決の前に、岡先生なり推進派のどなたがなりが、既に民泊施設状態にあるマンションなどにお泊りになられてはいかがでしょう。
    京都などには酷い被害を受けているマンションもあるそうです。
    施策にどう反映されるかわからない海外視察より、よほど税金を使う価値があると思います。
    何か重大な問題が発生した場合に、どのような解決策を考えていらっしゃるのか知りたいものです。

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