こんばんは。
大田区議会議員 岡 高志です。
生徒・教員の負担が重くなっているから、部活動の総量抑制をするべし。
大田区議会でたびたび主張してまいりました。
今月のこども文教委員会で、大田区立中学校の部活動の方針が示されました。
大田区立中学校に係る運動部活動の方針
【休養日】
1 学期中は、週当たり2日以上の休養日を設ける。(平日は少なくとも1日、
週休日は少なくとも1日を休養日とし、休養日が確保できなかった場合は、 他の日に振り替える。)
2 生徒が十分な休養を取ることができるとともに、運動部活動以外にも多様な 活動を行うことができるよう、ある程度長期の休養期間(オフシーズン)を設ける。
【活動時間】
1日の活動時間は、学期中の平日では2時間程度、週休日及び長期休業中は3時間程度とし、できるだけ短時間に、合理的でかつ効率的・効果的な活動を行う。
ブラック部活動の抑制に向けて
示された方針は、今年、国(文科省)が策定して、東京都もそのまま採用して、大田区もコピペするように方針と定められました。
本来は区の教育委員会は実態を把握していて、それを踏まえた方針を策定するべきだが、ただただ中央で決定されたことが、現場に転送される。
この手の行政の三重構造は悩ましい。
決定者と実行者が別なので、何かあった場合に誰も責任を持たないことになる。
経緯は、過去のブログもご参考に。
[bcd url=“https://okatakashi.net/archives/2988″]
[bcd url=“https://okatakashi.net/archives/2828″]
最終的に8月には、各中学校で部活動の方針を策定して、ホームページで公表します。
ここにおいては、文科省のコピペにはなり得ません。
現状、週休2日の休養日、平日2時間以内の活動時間が達成されてない学校がいくつかあります。
さすがに、現状にそぐわない方針を策定するわけにはいかない。
文科省から転送されてきた方針にあわせて、すぐに部活動を変更できるとも思えない。
いずれにしても、各中学校の先生方には、生徒たちの意見も反映して部活動の方針を策定してほしいものです。
学校の先生が長時間労働で大変だ! それでは子ども達の学力や安全が守れない!
各中学校の部活動の方針も引き続きみてまいります。