大田区の教育のICT化の実態が貧困なこと

大田区の教育のICT化の実態が貧困なことをテーマに議会質問を行いました。
一般質問 2015.11.27
10月30日に発表の文部科学省『学校における教育の情報化の実態等に関する調査』に愕然としたため急遽質問に盛り込みました。
———以下、質問と答弁———

大田区の子どもにかける行政費用、教育予算が、他の区と比べて十分ではないと私 岡 高志は再三申し上げてまいりました。


児童・生徒1人当たりの学校運営費は、大田区は品川区の6割に届かない水準であるとか、
児童・生徒1人当たりの学校の備品費が大田区は、23区平均に対して4割を切る低い水準であるとか、
さらに新しい事実として、先月、文部科学省が発表した学校における教育の情報化の実態等に関する調査によると、
大田区の教育の情報化の実態が貧困なことがわかりました。
具体的には、

  • 小学校の普通教室へのLAN整備率80%を超えたのが16区あるのに対して、大田区は最低の0.9%
  • 教育用コンピュータは、一台あたりの児童数は19.1人とこちらも23区ワースト
  • 電子黒板の普及率は大田区は1校あたり2.3台と極めて低い水準

いまだにブラウン管テレビが散見される大田区の学校。
全ての教室に電子黒板もしくは大型デジタルモニターを設置しなければ、
ICT教育の充実はありえません。
今年第2定例会での民主党の代表質問への区長答弁で、
学校教育に関するソフト・ハード両面に対して、的確に予算を投入し、未来を担う子どもたちを育ててまいりたいと思います。
とありました。
【Q】大田区の教育の情報化の実態が貧困であるという極めて深刻な事態に対応して、早期に大田区の教育の情報化を充実させるべきだが、いかがでしょうか?

【A】ICT活用推進を北糀谷小学校と蒲田中学校で行うなどICT教育環境整備を検討している。

(当方の提示した現状認識についての真摯に受け止めていない答弁だったので、あえて、再質問。)
【Q(再質問)】大田区の教育の情報化の実態が貧困であるという極めて深刻な事態に対しては、どう認識しているのか?

【A】機器を入れることが目標ではない。

(いままで出来ていなかった、文部科学省からも指摘されている、現状を受け止めようとしない大田区教育委員会の姿勢がまたも表れまして、残念でした。)
ご参考
(アゴラ記事)子供の自殺にダンマリを決め込む大田区教育委員会

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