H29年度から 大田区保育園・学童保育保育料が改定されます

平成29年度からの保育園・学童保育の保育料改定に向けて、保育園・学童保育保育料検討委員会か設置されまして、私 岡高志も委員として参加しておりました。
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平成27年10月28日を初回として、平成28年3月まで開催されました。そこで、まとめられた保育料のあり方に関する報告書に基づいて、大田区の保育園・学童保育保育料改定についての考え方が示されており、パブリックコメントを経て、議会に提案されています。
保育園・学童保育保育料検討委員会の会議資料や議事要旨は公開されていますので、ご参照ください。
私の印象に残った発言として
(他の委員の意見を引用します。)

  • 保育料の値上げによるクレームはありません。
    なぜならば、子どもの年令が上がるにしたがって、保育料が下がるから。保育料が上がったにしても、所得が上がったことも要因になります。
  • 利用者負担を上げる、これは、保育の質につなげるべきだ。
    (ということは、保育事業者への補助金増加につながらないか心配。)
  • 保育料は大田区<川崎<横浜<湘南と、遠くなると高くなる。でも、保育料の高さと保育の質は関係なさそうだ。

今回の委員会は区議会議員が4人はいってまして、
自民・公明・共産・民主のそれぞれの立場から意見表明されたのが特徴的です。
公明からは低所得者への保育料配慮。
自民からは、保育園に通わない層への配慮や、ゼロ歳児のところの税負担が大きい点の是正。

共産党は、値上げ反対!
民主党のわたくしからは、所得が相対的に高いところだけ狙い撃ちに保育料を値上げする、取りやすいところから取る、考え方には反対する意見を表明しました。
少子化対策の視点
学識経験者含めて不十分です。少子化対策は福祉だけではなく、経済政策の要素があります。低所得者配慮にとどまらず、多子世代全体にインパクトのある施策をとるべきです。ちょうど、国から年収330万円世帯の保育料減免との施策が報道されていましたが、大田区において年収330万円世帯は、10%程度であって、そこだけを刺激しても子どもが増えるとはいえません。
保育の質の向上
保育料見直しの一方で保育の質の向上も重要です。
保育士さんの待遇改善も重要。
保育園に入りやすくする保活環境の改善、保育園での細かなサービスの改善も必要であると、保育園の保護者さんからのご意見で感じています。

※2016.2.20の投稿を6月のパブリックコメント実施に際して、再構成しました。

※2016.9.21に所管委員会で可決されました。

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