指定校変更手続
に際して問い合わせが増えたので、指定校変更の受入可能人数を大田区報(12/1)より転載しておきます。ご参考まで。
平成30年度入学者の指定校変更の受入可能人数を大田区報(12/11)より転載。
※ 2018.1.15 追記
平成31年度入学者の指定校変更の受入可能人数を大田区報(12/11)より転載。
※ 2018.12.15 追記
通学区域の児童で受入れ可能人数に達したため、指定校変更申請者の受入れができない小学校
開桜小学校(110) 田園調布小学校(95) 嶺町小学校(130) 久原小学校(130) 小池小学校(130) 雪谷小学校(110) 矢口西小学校(110)
通学区域の児童数と1月 11 日までの申請状況から、抽選を実施した小学校
馬込第三小学校(130) 清水窪小学校(65) 西六郷小学校(65)
通学区域の児童数と1月 11 日までの申請件数で、受入れ可能人数に達した小学校
大森第三小学校(95)
・ 山王小学校、梅田小学校、池雪小学校は、通学区域外からの受入れは行っていません。
※2019.2.11 追記
大田区の小学校は学区制か自由選択制か?
結論は、ほぼ 自由
大田区のホームページ「指定校以外の大田区立学校への入学を希望する方」に
大田区では、「家庭、学校、地域」が一体となって地域の子どもを見守り、育てることを目的に、地域に根ざした学校づくりを目指して、お住まいの住所地によって学校を定める指定校制度を採用しています。学校選択制ではありません。
とありますが、
実際は16%の児童が指定校変更しています。
(2012年度の数字)
1年生のうち指定校変更の児童が占める割合の上位10校を並べると
南六郷 42%
北椛谷 39%
大森第三 39%
矢口 37%
西六郷 35%
南蒲 35%
田園調布 33%
洗足池 32%
中萩中 32%
入新井第一 31%
イメージとして、指定校変更してまで通学する学校は人気校と思われるかもしれないけど、
学区の地図をながめると
たんに、学校が当該校区の端の方にあるので、当該校区の児童は他校に流出してしまう、または、隣接校区の児童が流入してくることが読み取れます。
つまり、児童は物理的に近い学校を選択しています。
地域に根差した学校というけれど、地域のセンターにはありません。
ちなみに、人気校といわれる学校の指定校変更の割合が必ずしも高くならないのは、キャパシティが影響しています。
じゃあ、自由選択できないじゃないか!
と指摘されそうですが、
学校の自由選択制を打ち出している自治体でも人気校に希望者すべて入学できるわけではありません。
当然に学校のキャパシティがあるので、近所の児童を除いて、抽選を行わざるを得ません。
勝手に、学区制ではなくほぼ学校は自由選択制であると断じてしまいましたが、
大田区では、平成28年度に池雪小学校の学区域を変更します。
(「詳細は大田区のホームページ「池雪小学校等の通学区域変更及び説明会開催について」をご参照ください。)
池雪小学校がまさにパンクするくらいの児童数なので、学区域を調整します。
玉突き的に近隣の学校の学区域が出っこみ引っこみします。
上の図でわかるように、
調布地域の多くの学校に影響が出ることになります。
例えば、久が原6丁目の住民が久が原小学校区だったものが、東調布第三小学校区に変わったりします。
この広範囲な学区域変更に際して、重視した基準は、子ども達が物理的に近い学校に通えるようにしたとのことです。
わざわざ学区域を変更するよりも、
学校を完全に自由選択制としてしまって、
物理的に遠い児童を抽選で排除してしまう方法がシンプルでよいのではないでしょうか。
たんに小学校の学区の問題ですが
- 原則自由として調整していくのか
- こと細かく規制しておきながらさまざま抜け道を用意するのか
政治理念の違いともいえます。
私、大田区議会議員 岡 高志の政治理念は
原則自由で何か衝突するのであれば調整していこうということです。
【オマケ】