参院選 2019 基本的に安定の選挙ではあるけど新しい国会議員に期待します

選挙コラム

元大田区議会議員で行政書士の岡高志です。政治からは離れましたが、三年に一度の参院選挙の感想をブログに残します。

まずは、私が勝手に注目していた、れいわ新選組、NHKから国民を守る党、そして、音喜多駿が議席獲得。今後の活躍を期待します。

おおむね想定通りの各選挙区

都道府県ごとの当選者は、おおむね事前の報道各社の世論調査どおり。調査といっても、選挙区の定数と実績・顔ぶれでイメージはできます。競り合うところこそ、細かな世論調査の腕の見せどころでしょうけど、それなりに外します。秋田、宮城、滋賀、大分の自民党落選は逆をいった調査もあります。比例あわせた全体で自民党60議席が想定の中心にありましたが、結果は57議席。とはいえ、予想の範囲内。自公で過半数。

全体では想定通り。といっても、候補者ごとには悲喜こもごも。東京では、立憲民主の2人目を抑えて維新の音喜多駿が当選。神奈川では、共産を抑えて維新の松沢成文が当選。

野党も微妙に勝ちきれず、比例合わせた全体で立憲民主17、共産7と期待されたほどは伸びません。

比例区 定数2増の影響

比例区は今回定数2増で、全国で50議席を各候補が争います。政党の議席数は、事前予想の範囲内ですが、その中で各候補者たちが個人名の得票で議席を争います。全国から自分への票を競い合うので、比例区の候補は必死の活動です。

とはいえ、固定票をもってる組織議員が強い。

タレントを揃えた立憲民主の比例区ですが、党の比例獲得議席8の中で議席を得たのは、自治労、日教組、郵政、情報労連、私鉄総連、川田龍平、石川大我、須藤元気。自民党でも、トップ得票は郵便局長会、2番手に山田太郎。元横浜市長の中田宏や元F1レーサーの山本左近は落選。知名度や選挙の活動量が結果に結びづきづらそうです。

各党の獲得議席数は、ほぼ変わらない。定数2増の影響もあってか、れいわ新選組とNHKから国民を守る党が新規参入。NHKから国民を守る党の議席獲得は、報道各社の世論調査では出てなかったのですが、同業のNHKへの遠慮なのでしょうか。

新しい勢力がどうかき乱すかはわかりませんが期待しましょう。

NHKから国民を守る党は、NHKの暗部をあからさまにしていく。れいわ新選組は、重度障害者の政治参加を進めていく。新しい勢力がどうかき乱すかわかりませんが、日本の国政が活気づくものとして期待したいところです。

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