8月に福島 原発被害地域の視察ツアーに参加しました。遅まきながら、ブログにまとめます。
避難指示区域は、今夏時点で、下表の通り。
2017年4月までに避難指示を解除、
2018年3月までに月10万円の給付が終了。
仮設住宅の供与もいったんは打ち切られます。
賠償問題が決着していないこともあり、帰還をあきらめることもなく、仮設住宅を借りっぱなしの現状もあります。
避難指示解除に向けて、一時帰宅も進んでいますが、問題は様々です。
写真は、7月に村役場での業務を再開した飯館村の広報誌より。野菜作るのダメなんですね。戻っても何ができるのか。
さて、原発被害地域のツアーバス、福島駅前からスタートです。
福島市内の放射線量は低いです。
飯館村にはいると、0.6μSv/hの数値を示します。
除染土壌を詰めた黒のプレコンパックが、そこここに積まれているのが印象的でした。
プレコンパック周辺の線量は高いでしょうとの話。帰還がはじまるとネックになるでしょう。
南相馬市では、福島市内とも変わらない程度。
公園で楽しく遊ぶ親子も多くいたのが印象的でした。
浪江町の中心部も線量は低い。
浪江町の請戸地区の海岸に行きまして、
津波で一帯が流されてしまった跡を見ました。
校舎の2階部分にまで津波が到来した海辺の小学校では、とにかく全員が山へと一目散に走って逃げて、全員無事だったそう。
先生方の判断に涙がこぼれます。
双葉町では、バスから降りませんでした。
線量が、6.8μSv/hとひと桁上がりまして、帰還困難区域にいることの緊張感がバスの中にも広がります。バスの中では屋外のモニタリングポストの半分程度の数値をガイガーカウンターが示していました。
大熊町も変わらず、高い線量を示しています。
バスは国道6号線を走行しますが、第1原発に近いところでは、11μSv/hを示しています。
楢葉町では線量が落ち着きまして、ホッとします。
第1原発周辺はどうなのか?
原子力規制委員会によるモニタリングポストの設置はありません。
原発の敷地内は東京電力がモニタリング結果を公表しています。
免震棟に近い事務本館のみ、10μSv/hを超えますが、存外低い数値に抑えられています。
念のため、東京電力のお客さま相談センターに問い合わせしますと、
原発敷地外の線量が高い地域は過去の放射性物質が蓄積されたままだからでは。
原発の建屋外では、防護服を着ていないくらいだ。
とのことでした。
ところで、視察報告なのに、スマホのスクショばっかりです。
実は、写真を撮りためたスマホをトイレで水没させてしまいました。。。
イヤホンジャックはストラップがわりになるんだけど、バッテリーのコネクターはストンと抜け落ちてしまいました。
申し訳ありませんm(_ _)m