都知事選。順当な結果、つまり、民意の適正な反映であり。

昨日の都知事選挙。舛添要一さんが新知事に選出されました。
東京を世界一にする公約実現のための都政運営を期待いたしております。
舛添さんの当選は、下馬評通りの結果であります。
二番手を宇都宮さん、細川さんで競った結果、宇都宮さんが上回るのも、マスコミ報道にもあった通りです。
マスコミで優位が報じられると、気が緩んで負けてしまう等と言われることもありますが、
マスコミは選挙報道・分析に何十年と力を入れていますので、より精緻な情報収集ができているように思われます。
特に、都知事選挙は、有権者1,000万人の超大選挙区であります。地域性も何もなく、1,000万人のマスの動きを東京所在のマスコミが分析を外して、番狂わせが起こるようでは存在意義が疑われてしまいます。
さて、昨日の選挙は、大雪で投票率がたまたま低かったから、組織票で優位な舛添さんが圧勝したとの見方もありました。
本当に投票率が低かったのか?
といえば、それほどでもない。
今回の投票率は46.1%
前回2012年は62%でしたが、総選挙と同時でした。
その前 2011年 57.8%、2007年 54.4%と比べると、低い投票率でありますが、
2003年 44.9%と同じ水準。
2003年の選挙は2選をめざす、石原慎太郎の対抗馬といえるのが、樋口恵子さんくらいで争点が少なかった選挙です。
今回の選挙も、全体的に高齢批判があったり、「原発」の争点化が不十分であったため、選びたくなる選挙でなかった感もあります。候補者は多かったものの、2003年と同じ程度の注目度であったのかもしれません。
組織票できまったのか?というのも、どうでしょうか。
選挙における政党支持率が表現されているものとして、昨年の参議院選挙(投票率 53.5%)の比例区への投票状況があると思います。
今回の候補者別の各区での得票率と、参院選での政党別の得票率を対比してみます。
【2014 都知事選】
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【2013 参院選(比例区・東京都分)】
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おおざっばではありますが、
自民+公明+維新 の政党票が 舛添さん、田母神さんに流れて、
(正確には、維新+自民を少々 で田母神さん)
みんな+小沢新党 の政党票などを分けあって、
共産+α で 宇都宮さん、
民主+β で 細川さん。
(みんなの党は、脱原発とか既得権打破を意識した無党派と理解しています。)
投票率こそ、7ポイント違いますが、
組織票というよりも、
直近の政党支持率を適正に反映した、今回の都知事選の結果だと思います。
なんだか、私、選挙ウォッチャーみたいに振り返ってしまいましたが、
民主党所属の政治家として、反省しますと、

  • 有権者が選びたくなる候補者を立てられなかったこと。
  • 選挙の争点をきっちり立てられなかったこと。
  • (「脱原発」も立派な争点ですが、十分に浸透しませんでした。)

  • 何よりも、引き続き、共産党系より民主党系の各得票数が低いこと。
  • これは、民主党が民意の受け皿として、魅力的でない状態が続いていることの表れであります。

私、岡 高志 としましては、区民の皆様ひとりひとりの声に耳を傾け、
大田区政の課題にひとつひとつ向き合うことで、
区民・国民のみなさまに認めていただけるように活動してまいります。

東京都知事選挙。終盤のネット上の盛り上がりは?

今月9日が投票日の東京都知事選挙は終盤です。
若い世代の議員として、ネット上での盛り上がりに注目しています。
1月24日付のブログ東京都知事選挙スタート。序盤のネット上の盛り上がりから、時間がたちましたのでアップデートします。Yahoo!リアルタイム検索の結果を集計しました。
【Yahoo!リアルタイム検索の候補者名キーワードへの注目度の推移】
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1月19日から2月6日までの候補者名への日々の注目度を比較しました。
細川、田母神、舛添、家入、宇都宮けんじ、マック赤坂の5名を対象にしました。
注目度が伸び悩んだドクター中松は今回は外しました。ゴメンナサイ。
全体的に注目度が伸び悩む中で、田母神さん、舛添さんが伸びているのが目立ちます。
【Yahoo!リアルタイム検索の感情分析をベースとした支持数】
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Yahoo!リアルタイム検索により提供される感情分析の良い評価を支持率とみなして注目度にかけて支持数を表現しました。
※ 2月6日の注目度X良い評価
田母神さん、舛添さんが注目度が伸びていましたが、ネガティブな評価が多かったようで、
注目度が高かった、細川さんの支持が上回りました。
家入さんと宇都宮けんじさんの動きが似ているのは面白いですね。
どちらも、ネット上では強いファン層に支えられています。
あくまで、代表的な検索ワードでの注目度を比較しています。
宇都宮けんじ氏の場合、「宇都宮」で検索すると、地名の「宇都宮」があまりにも多いので、フルネームとしました。
家入かずま氏の場合は、「家入」で検索しても、歌手の「家入レオ」さんのボリュームがそれほどでもないので、「家入」としました。
なお、Yahoo!リアルタイム検索を私のPCの画面でチェックしたにすぎないので、正確性は保証いたいません。
また、Yahoo!リアルタイム検索の感情分析のアルゴリズムもわかりません

あくまでも、Yahoo!リアルタイム検索の結果にもとづくものにすぎません。
こうしたものと実際の投票結果がどのように関係するのか注目しています。
※ 本記事は公職選挙法 第百三十八条の三 で禁止される人気投票の公表ではなく、あくまで 岡 高志 の分析を記事にしたものです。

東京都知事選挙の候補者の政策からみえたもの。

2月9日の投票日に向けて東京都知事選挙が始まっています。
猪瀬前知事の突然の辞任。そして、年末年始に入ったことで、候補者の確定が直前になってしまった今回の選挙。
政策の議論は、選挙期間中に進んでいくことになります。
先日、選挙公報が東京都選挙管理委員会のホームページで公開されましたので、選挙公報をベースに各候補者の政策を整理します。
(結論があまりに後ろになっていて申し訳ありません。)
16候補もいると整理がつかないので、前回のブログ「東京都知事選挙スタート。序盤のネット上の盛り上がり」で指摘した、ホームページをまともに開設している候補者で、かつ、インターネット上で話題になっている下記の7候補の選挙公報だけ扱いました。

宇都宮けんじドクター中松田母神としおますぞえ要一細川護熙マック赤坂家入かずま

選挙公報も取り込んで。
宇都宮けんじ
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ドクター中松
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田母神としお
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ますぞえ要一
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細川護熙
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マック赤坂
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宇都宮けんじ
希望のまち、東京へ。
・世界一、働きやすく、くらしやすい東京をつくります。
・人・環境・コミュニティを大切にする都市へ
・原発ゼロ
・スマートなオリンピック・パラリンピック
 ドクター中松
都税減税!
(具体策は出ていないけど…)
新国立競技場の設計見直しで、建設費を削減して、減税に?
他は、自慢ばかりで、完全にネタになってしまいました。
 田母神としお
危機管理のプロ
航空幕僚長として5万人の組織を指揮統率したことをアピール
自己PRどまりで、政策の主張がありません。
でも、クビになったんだよな…
 ますぞえ要一
東京世界一。
・史上最高のオリンピック・パラリンピック
・大災害にも打ち勝つ都市
・安心、希望、安定の社会保障
・中小企業の育成で世界をリードする産業・人材都市
・世界に通用する人材の育成と骨太の教育改革
大変力強い…
できるのか、本当に。
 細川護熙
原発ゼロで東京が日本を変える
・原発ゼロを成長戦略のてこに
・オリンピック・パラリンピック東京を東北でも
・防災都市・東京に水と緑の力をいかす
・都市基盤の整備を進め、美しく機能的な首都へ
・出産から介護まで少子化時代における「先見的都市モデル」
「先見的都市」って、なんだろう?
 マック赤坂
8大革命
1.教育革命
2.うつ病革命
3.接客革命
4.恋愛革命
5.税制革命
6.選挙革命
7.議員・公務員革命
8.幸福革命
都知事選挙では革命は起こせないと思うのだが…
 
家入かずま
なんと、政策を掲げていない…
5つのテーマについての政策を募集する選挙公報。
福祉、都市計画・成長戦略、行政改革、防災・危機管理、オリンピック・パラリンピック

ここからは、私の主観が強く含まれてきます。
現実的な政策を並べたのは、実に、宇都宮けんじ、ますぞえ要一、細川護熙の3氏のみ。
以前の記事「細川護熙 一丁入ります~弁当持参じゃないのでファミレスで何かを頼むような話」で候補者をファミレスのメニューで例えました。
ランチメニューとして、食べるべきなのは、この3候補しかないわけです。
ますぞえ要一の古き良き自民党的な 右肩上がり主義に郷愁を感じるのか?
細川護熙のパラダイムシフトをふまえた、「腹七分目」を良しとするのか?
宇都宮けんじの現状を否定した共産主義社会を目指すのか?
みごとに、復古主義、市民主義、共産主義 の3つの思想に分かれています。
個別政策については、議論することで、ベストプラクティスにたどりつきます。
一方で、思想は表層的な議論によって、すりあうものではなく、時に対立が深まるものです。
選挙という場面で、この候補者たちが、討論して生みだされるものは案外ないのかもしれません。
思想が合致する候補者に対して、
個別政策の矛盾を指摘することで、その候補者を鍛えていく。
それが、有権者のできることの大きな一つです。