2019年にオープンした 勝海舟記念館 は、大田区の洗足池のほとりにお墓とともにあります。
江戸城無血開城の立役者である勝海舟は晩年、洗足池一帯を別荘"洗足軒"として、居を構えていました。死後は富士山も望める当地に夫妻のお墓を建てて眠っています。
そのお墓の隣接地に、勝海舟の偉業を顕彰する目的で、清明文庫という建物がありました。土地1,000m2、延床面積500mほどの建物です。
そのまま、活用されることなく、所有者が変わりまして、重要文化財建物として、大田区が購入することとなりました。平成24年3月の議会質問参照。
その際に、私は利用方法も決まっていないのに、大金を投じるのはどうかと批判した上で、勝海舟ミュージアムとしての整備を提起しました。
洗足池という、自然豊かでスワンボートも漕げる公園に、勝海舟が住んでいたという歴史を強調して広くアピールすることは、洗足池の知名度を高めるとともに、地域の魅力を増進することになると考えています。
中身のある施設とするために、
私は、勝海舟の子孫の方にコンタクトをとりました。
残念なことに、今年、54歳の若さで逝去されましたが、勝海舟家の第4代当主である勝芳邦さまです。
大学の同窓の縁で、突然の私の申し出に耳を傾けていただきました。文化・芸術の振興についても、たいへん有意義なお話をお伺いいたしました。勝海舟が後世の若者たちに伝えたい想いを表現できる施設にしたいと議論をしました。
勝海舟という名前を顕彰することは必要ない。激動の明治維新の歴史だけではなく、外交とは何か、平和とは何か、そうしたものを子どもたちとも共有できる勝海舟ミュージアムにしたい。
そのように語られていました。
そのように語られていました。
大田区の検討委員会のメンバーにも就任していただいて、施設の中身についても具体的にアドバイスいただきました。
そうした勝芳邦さまの想いも受け継いで、
平成31年(2019年)夏には、勝海舟ミュージアムがオープン予定です。
ちょうど、勝海舟没後120年にあたります。
ちょうど、勝海舟没後120年にあたります。