教育費についての質問です。
議場での配布資料は、下記Instagramにても配信しました。
◎学力格差の是正について
教育予算を増やしてきていただいています。
引き続き予算の増額をお願いしますが、教育の質の向上も重要です。
学力格差を解消して、大田区の子どもたちの学力の底上げを図ってほしい。
図表では、各中学校3年生の数学の評定の平均を示している。
【Q】平成26年度と平成28年度を比較すると、大田区では共に下位の学校がある。足立区では下位の学校が減っている。大田区では下位の学校へどのような学力向上の取組をしているのか?
【A】下位の学校の平均学力を向上させるのは大変重要な課題です。
区はこれまで習熟度別少人数指導や土曜日に補習教室を実施し、
生徒の学習能力に合わせた指導を積み重ねることによって学力向上に取り組んでいます。
特に、学力低位層の生徒には基礎的基本的な学習内容の定着が大切です。
そこで、今年度補習教室を担当する学習指導講師の増員を図りました。
中学校において(最大の)420時間配置する学校数を13校から21校に増やしました。
教師の指導力向上も欠かせません。
事業改善セミナーでは、各教科部会代表の授業改善リーダーにより、大田区学習効果測定の各教科の結果分析を行い、それをもとに作成された授業改善のポイントを教員に周知して具体的な授業改善を図っています。
加えて、教員経験年数3年以下の教員が模擬授業を行い主任教諭が指導する研修を行っています。
今年度、全普通教室にスライドレール型電子黒板を設置するなどICT機器の整備も進めました。
これらも十分に活用しながら、今後とも学力向上に取り組んでまいります。
図表では、実技科目である技術・家庭の評定の平均を示している。
1つの学校が飛び抜けて低位に位置している。
ちなみに数学もまた低位に位置している。
【Q】学校運営上の課題を抱えていると懸念されるが、指導課はどのように課題を認識しているのか?
【A】生徒の基礎的基本的事項の定着に課題があったと認識している。
この学校は不登校の生徒の割合が比較的多く、不登校生徒の保護者が評定を希望した場合、結果的に低い評価となります。
今後とも基礎的基本的事項の指導の徹底とともに、大田区教育研究会技術家庭科部の協力も得ながら、他の教科と同様に教員の指導力向上に努めてまいります。
この学校は不登校の生徒の割合が比較的多いとの答弁もありました。
しかしながら、この学校の評定の平均は2.6で、細かく5段階評価をみると、1が20%くらいあります。2も含めて40%くらい。
そこまで不登校生徒の数はいないでしょうよ。
だからやはり、学校運営上の課題があるはずです。
こうした状況の中学3年生は中学校卒業した後、社会課題を抱えるかもしれない。高校行っても中退して行政の網から漏れてしまうかもしれない。
指導課だけでなく、福祉や地域でサポートしなければならない。
【Q】具体的にこの学校が特定できないと、地域で助けることも叶わない。
この学校名はわかりますか?
【A】学校名を公開することは出来ません。
◎図書館の経費について
図表では、各図書館の指定管理の管理費、貸出冊数、床面積、職員数を示している。
職員数と指定管理の管理費を分布図に示している。
職員数が同じなのに管理費が大幅に違う館があります。
図書館の指定管理費はもっと適切に検討されるべきだと思います。
【Q】図書館の指定管理の平均人件費はいくらか?
【A】約210万円です。
図書館の指定管理の人件費の割合は70%となります。
人件費の割合は大きいです。
図書館利用者が人的サービスを強く求めているかといえばそうではない。
そうした人にコストをかけるのではなくて、
新しい本がもっとおかれているとか、
開館時間を長くしてほしい、
自習室にコンセントがあればいい、
そうしたところにお金をかけてほしい。
図書館の人にかかるお金を減らしていくことで、
図書館のハードや設備、備品を充実させることにお金を回せることができます。
【Q】図書館の指定管理の経費削減の努力をどのように考えているのか?
【A】図書館の運営にあたっては、レファレンスなどの質の確保も重要であり、指定管理者の選定にあたっては競争入札によらず、選定委員会を設置してプロポーザル方式により指定管理者から事業提案を受け、サービス内容と費用を評価して決定しています。
【Q】現状の分析はしていますか。
久が原図書館と下丸子図書館は、職員数が同じなのに管理費が大幅に違う。
この点についてどうですか?
【A】地域性やその場所によって違うものと考えています。
【Q】地域性で図書館の管理費が変わるのか??
【A】蔵書数、貸出冊数などによって規模が変わるので、それによって指定管理料を定めている。
もっとまともに分析してください!!
◎大森西地区の公共施設の再編について
図表では、先月区が示した大森西地区の公共施設再編計画の位置図を示している。その際、所属するこども文教委員会では、どうして大森8中や開桜小は再編計画に入っていないのかと申し上げました。
【Q】2年前の資料では検討に上がっていたはずなのに、どうして大森8中や開桜小は再編計画に入っていないのか?