アメリカ視察 ニューヨーク ワシントンDC

アメリカは、民主主義の本場、われわれが見習うべきことも、まだたくさんある。
議員として、現地で見聞を深めたいと考えておりました。
4年に一度の大統領選挙が行われるタイミングで視察に行ってまいりました。

● 選挙

宿泊したブルックリンのホテル近くの投票所を視察させていただきました。
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投票所となっているコミュニティセンター
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表示が当たり前に複数言語表記であることに、驚かされます。
ニューヨークでは、英語が絶対的に通じるわけでないと今回の訪米で感じました。人種のるつぼとして、多様性、他言語も受け入れている街です。
投票所の中は、日本とも同じような雰囲気。
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記入はブースで、
ただ日本と決定的に違うのは、選択肢がすでに印字されていること。
大統領、議員、住民投票など、複数の投票になりますが、一枚のシートでOK!
アメリカでは、選挙ポスターも、選挙カーも見ませんでした。
テレビCMは頻繁に放映されていました。
4年に一度の大統領選挙ですが、投票率は50%程度とのこと。マイノリティーは積極的に投票している、と現地の方に伺いました。
政治への関心の度合いは、日本と大きく変わるものではなさそうです。

● 学校

ニューヨークの公立小学校 Brooklyn New School を視察しました。
ニューヨークの通常の学校での教育、そして特別支援教育の現場をみてまいりました。
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とても入りにくいエントランスで、(迷いました…)無関係な人間を寄せ付けないセキュリティの高さを感じました。
Brooklyn New Schoolの特色は、発達障害などの子どもたちへの特別支援教育(英語では special education )において、normal special の間の学級 Integrated Co-Teaching (ICT)が設置されていることです。
4〜11歳まで、26のクラスがあり、650人の児童が通います。
通常クラス、Specialクラス含めて、4つ見学しました。
Specialクラスには40%発達障害児が含まれているのですが、見た目にはあまりわかりません。
15〜20人の子供に、teacher, student teacher, 2 supporters
4人の大人がついていまして、手厚いなと感じました。
通常クラスではみんな前に集まって、プロジェクターで授業する姿など、欧米らしいところも見ることができました。
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Anna Allanbrook 校長先生 にご多忙のところ学校内を案内していただきました。ご協力ありがとうございました。
視察が終わると、ちょうど下校時間。
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スクールバスで帰る子もいれば、保護者が迎えに来てくれる子もいます。
明らかに人種の違う女性が迎えにきていることもあるので、メイドもいるようです。また、母親だけでなく、父親のお迎えも散見されたので、日本との違いを感じました。

● まちづくり

– 児童公園

児童公園にこども専用があります。
他では、5歳以下、5〜11歳とか、細かい仕切りもありました。
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日本と違ってボール遊びの禁止はなかったのですが、様々なルールが定められてありました。

  • 大人だけで入るな。
  • BBQをするな。
  • 楽器はダメ。
  • ゴミをあさるな。
  • ブランコに立つな。

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遊具は日本ともあまり変わりません。というよりも、欧米から日本に移植したんでしょうね。

– 路上駐車

街を歩いて気になるのは、路駐。
一方通行でも、両側にギッチリと…
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違法駐車ではなくて、パーキングメーターがあって停めているようです。
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普通の住宅地でもギッチリ停まっているので、家の駐車場としての利用もあるんでしょうか。

– 自転車

自転車を借りて歩道を走ってましたら、現地の方から、sidewalkを走るなと度々注意されました。自分たちは平気で信号無視をするのに、他人には厳しい。
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上の写真のように、自転車レーンがあれば安心。
でも、表示がないところも多い。なのに、歩道から締め出される。
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さらには、路駐の車やバスレーンの外側を通らなければいけない場所もあり、自転車も緊張します。子どもを乗せたママチャリだと怖くて走れないでしょう。
実際、そうしたママチャリをみることはありませんでした。
アジアと比べると、自転車は使われてないんでしょう。健康志向のビジネスマンの乗り物のようです。

– スポーツ施設

BARCLAYS CENTER
2012年9月28日にオープンしたばかりの NBA BROOKLYN NETS のホームスタジアムです。
ちょうど、大田区でもオープンしたばかりの総合体育館の参考にと試合観戦してまいりました。
バスケの試合で18,000席
コンサートであれば、最大19,000人収容可能。
NBAのレギュラーシーズンでは、ホーム開催は 37日。
コンサートは、Lady Gaga, Justin Bieber などのワールドクラスのアーティストを予定しています。
他にも、館内のラウンジでのパーティーなどが開催されます。
だいたいの雰囲気は動画をご参照ください。

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ハーフタイムやタイムアウトでは、パフォーマンスももちろんのこと、
ゲームや、観客席をスクリーンに写してダンスやゼスチャーなど、観客参加型で盛り上げていました。
シーズンチケットを持つ子どもはゲーム参加特典が特にあるようで、営業戦略も感じます。
今シーズンお隣のニュージャージーからBrooklynに移転してきたばかりですからね。
ニューヨークでの2日間の日程を終えて、
アムトラックでワシントンDCへ。
平野が続くアメリカ東海岸です。

● 民主主義

ワシントンDCでは、民主主義の原点を訪ねました。

– United States CAPITOL

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合衆国の国会議事堂。日本のにも雰囲気は似ていて普遍性を感じます。
合衆国の国会議事堂は、それぞれの州の代表が集まります。その意味で、日本国の代表として成立する日本の国会とは理念が違います。
合衆国の国会は多様なものをまとめるために、協議する機関。日本では、何か普遍的な原理原則があって議論するような風潮がありますが、ここでは多様性が十分に尊重されています。
日本の国会と違い、誰でもガイドツアーに参加できます。中国人の団体旅行、各種欧米個人旅行者、アメリカの修学旅行(?)生とさまざまですが、多言語対応されるでもなく、ガイドが早口の英語でまくし立てます。ネイティブでも子どもだったら、意味がわからないだろうと心配してしまいます。
観光客が多いので、食堂や土産物店も充実していました。
さすが、民主主義の国 アメリカ。 世界中から国会へ観光客が集まるのです。

– 連邦裁判所

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三権分立ということで、裁判所の傍聴。
日本の裁判所の室内とほとんど同じ。(カメラ類は玄関で預けなければならないので、写真はありません。
少女売春のような事件を傍聴。傍聴席にも見えるようにスライドで証拠写真を提示していました。

● まちづくり

– 自転車

ワシントンの街で目を引いたのは、レンタルバイク
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市内中心部のあちこちで、自転車を借りることができます。
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● 観光都市

ワシントンDCは超大国アメリカの首都として、政治の中心である、と同時に、観光都市でもあります。
先ほどの国家議事堂にしても、世界中から人が集まります。
そして、スミソニアン博物館群
様々な博物館がここにはあります。そして、全てが大きい。
航空宇宙博物館 National Air and Space Museum はその最たるものでしょう。
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ワシントンDCは、広い街ではありませんが、大きな博物館の中をそれぞれ歩きます。とても、疲れました(笑)
11/5~11/9まで、実質3日半、アメリカの大都市を視察しました。
前週はハリケーンのニューヨーク直撃、11/6は大統領選挙と、かなり特別なタイミングで視察しましたが、どっしりと構えた日常がここにはありました。
この経験を糧に、今後も相互理解を深め、大田区の発展、日本の発展、世界の発展のために、貢献してまいります。