東京都知事選挙の候補者の政策からみえたもの。

2月9日の投票日に向けて東京都知事選挙が始まっています。
猪瀬前知事の突然の辞任。そして、年末年始に入ったことで、候補者の確定が直前になってしまった今回の選挙。
政策の議論は、選挙期間中に進んでいくことになります。
先日、選挙公報が東京都選挙管理委員会のホームページで公開されましたので、選挙公報をベースに各候補者の政策を整理します。
(結論があまりに後ろになっていて申し訳ありません。)
16候補もいると整理がつかないので、前回のブログ「東京都知事選挙スタート。序盤のネット上の盛り上がり」で指摘した、ホームページをまともに開設している候補者で、かつ、インターネット上で話題になっている下記の7候補の選挙公報だけ扱いました。

宇都宮けんじドクター中松田母神としおますぞえ要一細川護熙マック赤坂家入かずま

選挙公報も取り込んで。
宇都宮けんじ
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ドクター中松
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田母神としお
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ますぞえ要一
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細川護熙
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マック赤坂
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家入かずま0000.jpg

宇都宮けんじ
希望のまち、東京へ。
・世界一、働きやすく、くらしやすい東京をつくります。
・人・環境・コミュニティを大切にする都市へ
・原発ゼロ
・スマートなオリンピック・パラリンピック
 ドクター中松
都税減税!
(具体策は出ていないけど…)
新国立競技場の設計見直しで、建設費を削減して、減税に?
他は、自慢ばかりで、完全にネタになってしまいました。
 田母神としお
危機管理のプロ
航空幕僚長として5万人の組織を指揮統率したことをアピール
自己PRどまりで、政策の主張がありません。
でも、クビになったんだよな…
 ますぞえ要一
東京世界一。
・史上最高のオリンピック・パラリンピック
・大災害にも打ち勝つ都市
・安心、希望、安定の社会保障
・中小企業の育成で世界をリードする産業・人材都市
・世界に通用する人材の育成と骨太の教育改革
大変力強い…
できるのか、本当に。
 細川護熙
原発ゼロで東京が日本を変える
・原発ゼロを成長戦略のてこに
・オリンピック・パラリンピック東京を東北でも
・防災都市・東京に水と緑の力をいかす
・都市基盤の整備を進め、美しく機能的な首都へ
・出産から介護まで少子化時代における「先見的都市モデル」
「先見的都市」って、なんだろう?
 マック赤坂
8大革命
1.教育革命
2.うつ病革命
3.接客革命
4.恋愛革命
5.税制革命
6.選挙革命
7.議員・公務員革命
8.幸福革命
都知事選挙では革命は起こせないと思うのだが…
 
家入かずま
なんと、政策を掲げていない…
5つのテーマについての政策を募集する選挙公報。
福祉、都市計画・成長戦略、行政改革、防災・危機管理、オリンピック・パラリンピック

ここからは、私の主観が強く含まれてきます。
現実的な政策を並べたのは、実に、宇都宮けんじ、ますぞえ要一、細川護熙の3氏のみ。
以前の記事「細川護熙 一丁入ります~弁当持参じゃないのでファミレスで何かを頼むような話」で候補者をファミレスのメニューで例えました。
ランチメニューとして、食べるべきなのは、この3候補しかないわけです。
ますぞえ要一の古き良き自民党的な 右肩上がり主義に郷愁を感じるのか?
細川護熙のパラダイムシフトをふまえた、「腹七分目」を良しとするのか?
宇都宮けんじの現状を否定した共産主義社会を目指すのか?
みごとに、復古主義、市民主義、共産主義 の3つの思想に分かれています。
個別政策については、議論することで、ベストプラクティスにたどりつきます。
一方で、思想は表層的な議論によって、すりあうものではなく、時に対立が深まるものです。
選挙という場面で、この候補者たちが、討論して生みだされるものは案外ないのかもしれません。
思想が合致する候補者に対して、
個別政策の矛盾を指摘することで、その候補者を鍛えていく。
それが、有権者のできることの大きな一つです。

東京都知事選挙スタート。序盤のネット上の盛り上がり

1月23日木曜日から東京都知事選挙が始まりました。
政策は各候補あまり練られていない雰囲気で始まりまして、政策の議論はこれから進んでいくことになります。
知事選挙は 17日間ありますので、様々に議論されることでしょう。
選挙についての議論は、インターネット上で目に見える形で活発になることでしょう。
たんに、候補者の政策や行動予定を発信するだけでなく、
有権者から意見を求める双方向のコミュニケーションが容易なのがインターネットの強み。
今回は、

  • twitterでの政策提案を受け付ける候補者(家入かずま候補)
  • twitterでのキャッチコピーを募集する候補者(宇都宮けんじ候補)
  • twitterでスタンプ画像を返信する候補者(細川護熙候補)
  • など…

さまざまに有権者へアプローチされています。
出揃った立候補者16名のうち、残念なことに4名が公式ウェブサイトを届出していません。
また、単なるデフォルトのアドレスのような候補者名が想起されないアドレスの候補者もいまして、
インタネットの活用について大変に後ろ向きな印象を与えます。
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なお、東京都選挙管理委員会が公開する候補者名一覧に公式ウェブサイトが記載されますが、残念なことにpdfでハイパーリンクがついていませんので、結局、手で入力することになります。というよりも、候補者名で検索します。
ホームページをまともに開設しているのは、下記10候補者。

宇都宮けんじドクター中松田母神としお鈴木たつお中川智晴ますぞえ要一細川護熙マック赤坂家入かずま根上隆

以前の参議院選挙と同様に(参考:「参院選 ネット選挙の盛り上がり 東京選挙区で誰が注目された?」)
それぞれのネット上での盛り上がりを分析します。
以下、Yahoo!リアルタイム検索の結果を集計しました。
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【Yahoo!リアルタイム検索の候補者名キーワードへの注目度の推移】
1月19日から告示の1月23日までの候補者名への日々の注目度を比較しました。
細川、田母神、舛添、家入、宇都宮けんじ の5氏は右軸で表現。
あまり、注目度は高くないものの、常連候補である、マック赤坂、ドクター中松の2氏を左軸で表現。
あえて、小泉 氏を右軸に加えています。
ちなみに、候補者順は期間中累計での注目度順に並んでいます。
鈴木たつお、中川智晴、根上隆の3氏は桁違いに注目度が低かったので、対象から外しました。ゴメンナサイ。
あくまで、代表的な検索ワードでの注目度を比較しています。
宇都宮けんじ氏の場合、「宇都宮」で検索すると、地名の「宇都宮」があまりにも多いので、フルネームとしました。
家入かずま氏の場合は、「家入」で検索しても、歌手の「家入レオ」さんのボリュームがそれほどでもないので、「家入」としました。
また、Yahoo!リアルタイム検索を私のPCの画面でチェックしたにすぎないので、正確性は保証いたいません。

ここでいう、注目度は、twitterやfacebookでの投稿が中心的です。
一般の人が話題にしていると理解できるので、候補者に対して良い評価をしているとすると、注目度が高い候補者が当選するのかもしれません。
そもそも、twitterやfacebookで政治的な投稿をすることを好まない方も多いでしょうし、SNSを日常使わない方も多いでしょう。
この後、どのように注目度が推移していくのか、そして投票結果はどうなるのか。
政策の議論とともに注目しています。

細川護熙 一丁入ります~弁当持参じゃないのでファミレスで何かを頼むような話

さて、明日から東京都知事選挙がはじまります。
2月9日までに投票しなければいけません。
私も一人前に被選挙権もありますから、立候補することもできます。
とはいえ、都知事になってやりたいことがない。
大田区に財源を落としてもらいたいと、東京都にモノ申したいことはありますが。
変なたとえですが、
自分で弁当を作らないで、出かけることにしました。
そして、仕事場の近くのファミレスでランチを食べることになりました。
和洋中とりそろえた食事のメニュー、それが、選挙の立候補者みたいなもの。
何か選んでお腹を満たさなければならない。
さもなくば、必ず投票する一部の人だけの政治がおこなわれてしまう。
食材や味付けについて細かい注文をしても店員に受け流されるだけ。
政策は立候補者側がパッケージしますから、いいとこどりはできません。
食事のメニュー以外にも、アルコールやおつまみもありますが、それでは午後の仕事ができません。
泡沫候補に投票すると、ある種の死票になって、固定票に支えられる候補者を勝たせることになります。
そして、細川護熙さんをオーダーするのですが、
古くて美味しくなさそう。
高齢批判。
と、周りから心配されてしまいました。
高齢の政治家が好ましくない理由を4つあげてみました。

  • 発想が硬直化する。
  • 新しい政治家の登場機会を奪ってしまう(組織の新陳代謝は必要だ)。
  • 知力・体力が衰えているかも。
  • 将来への責任を持ちえないかも。


本当に弊害があるのは、同じ政治家が長年居座り続ける場合。
一度、引退した人が戻ってくるのは、それなりの決意があるんだろうから、好意的に見ています。
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ただ、知力・体力の衰えは否定できないでしょう。
2週間の選挙戦を乗り切ることができるかどうかで、判断したいですね。

ともかく、今日の出馬会見が楽しみです。0000.jpg

猪瀬、知事やめるってよ ~ 地方自治法のまとめ(リコール・解散など)

猪瀬、知事やめるってよ
(失礼ながら、敬称を略させていただきました。)
何事もなければ、任期の4年を全うできる知事職。猪瀬知事が前回の選挙前に徳洲会の徳田虎雄氏から5,000万円の現金を受取っていたが明らかになり、政治的に追及されています。
ここらあたりの、地方自治法を整理します。私も議員でありますが、リコール・解散などの規定を完全には覚えていないものです。

議会からの不信任

都議会が責任追及の手を緩めなければ、不信任の議決をすることができます。(地方自治法第178条)
議決要件は、3分の2以上の出席で、4分の3以上の賛成。
知事は、議決の通知を受けた日から10日以内に議会を解散することができる。
解散後の選挙後の議会で、再び不信任が議決されると、知事は失職。
解散しないならば、知事は失職。

リコール

有権者の3分の1(東京都の場合、総数が80万を超えるので、だいたい8分の1。大田区であれば、有権者が50万人くらいなので、6分の1プラス13万なので、だいたい15万)以上の者の連署をもつて、知事など首長の解職の請求をすることができる。 (地方自治法第81条)
そして、投票を行い、過半数の同意があれば、知事は失職。
ちなみに、自治体議員でも同じ制度があります。

自発的辞任

知事は、退職しようとするときは、30日前までに、議長に申し出る。議会の同意があれば、その期日前に退職することができる。(地方自治法第145条)

選挙

いずれの場合でも、知事選になるが、そのスケジュールは、
知事が欠けた日から5日以内に選挙管理委員会に通知。(公職選挙法第111条)
選挙は、これを行うべき事由が生じた日から50日以内に行う。 (公職選挙法第34条)
ざっくり、2ヶ月間にわたって、次の知事の候補者選定、選挙運動がなされます。
再度、猪瀬知事が選挙に出るケースがあります。
出直し選挙 と言われます。下記の規定があります。
退職を申し出た者が当該退職の申立てがあつたことにより告示された地方公共団体の長の選挙において当選人となったときは、任期は、選挙がなかったものとみなす。 (公職選挙法第259条の2)

オリンピックの裏で地方選挙は番狂わせ?!

日本時間の9月8日朝 2020東京オリンピックが決まりまして、日本中オリンピック一色。
その裏で、一部自治体で首長選挙が行われていました。
しかも、翌月曜日は朝刊が休みで、報道でも存在感が無かったですね。
地方選挙を楽しんでもらうべく、ブログでまとめました。

茨城県

橋本昌知事が6選達成。
現職知事では、最多選とのこと。
競合は、共産党推薦の大学教授で 橋本昌知事の53%の得票だったのは立派。
さすがに、多選批判の声も大きいのでしょう。
そうした批判の受け皿を作れない既存の政治家は悩ましいところ。

多久市(佐賀県)

横尾俊彦市長が5選達成。
初当選以来の投票になった。
競合の木島武彦氏(元市職員、自民市議推薦)は 横尾俊彦市長の93%の得票。
武雄市の樋渡啓祐市長が応援したとか。
投票率も70%と激しい選挙戦だったことでしょう。

いわき市(福島県)

なんと、現職を破って清水敏男氏が当選。元県議の50歳。
福島県では東日本大震災後、郡山市と富岡町でも現職が敗れているそう。
清水敏男氏 55,367票
前市長  清水敏男氏の87%の得票
うさみ登氏  清水敏男氏の57%の得票
ちなみに、うさみ登氏は、大田区出身で若くして大田区選出の国会議員。その後、落選2回。大田区長選に出るも落選。そして、前回の総選挙でいわきから維新公認候補でうってでるも敢えなく、落選。

行方市(茨城県)

こちらも現職を破って
鈴木周也氏が当選。元市議の41歳。
鈴木周也氏 12,044票
前市長  鈴木周也氏の85%の得票
一騎討ちでしたから、共産党が候補者を出していたら、結果は違ったのでしょうか。

城陽市(京都府)

こちらも現職を破って
奥田敏晴氏が当選。元府議の68歳。
新人ながら、自・公・民の相乗りで盤石の勝利。
他は、前市長、維新推薦候補、共産推薦候補が団子状態。

八潮市(埼玉県)

こちらは新人同士の一騎打ちで
大山忍氏が当選。元自民党県議の56歳。
自民党推薦の相手にダブルスコアで勝利しました。
全体として、みる限りでは、インターネットでの選挙活動が盛り上がった形跡はないですね。
新聞とネットメディア情報だけで簡単にまとめてみました。
関係者の方いらっしゃれば、ご意見ください。

簡単解説!区議会議員の選挙活動

2年前の自分が初めて選挙に出たころのまとめ
「普通の会社員が民主党公認を得て議員になるまで」
では、事前活動を含めた選挙活動全般をご紹介しております。
ところで、本当の選挙活動期間は
東京の区議会議員選挙であれば、7日間。
日曜日に届出して、月、火、水、木、金、の7日間。
そして、投票日の日曜日(投票日は選挙活動してはいけません。)
案外、短い期間だね! って気づいていただけると思います。
でも、もっと前から世の中を騒がせてる活動は何?
答えは 政治活動です。

選挙活動期間にできる活動は主に9つ

  • 演説
  • ただし、ビラを配ってはいけません。(区議会議員選挙の場合)
    名前のノボリもダメ!
    タスキ選挙カーのラッピング選挙標記と言われるものでしか候補者名をアピールできません。
    ちなみに、スピーカーで音を出していいのは、朝8時から夜8時まで。選挙カーでも同じ。
    とはいえ、朝の駅前には人が多いので、アピールすべく8時前から地声で叫ぶことになります。

  • 選挙カー
  • 選挙カーで名前の連呼をします。レンタカー代運転手給与ガソリン代が公費で負担されます。ただし、選挙期間7日間分に限るので、準備・片付け期間のレンタカー代などは自己負担。

  • 選挙事務所
  • 選挙期間中の拠点。候補者本人は基本的に外回りなので、あまり様子がわかりませんが、いろんな人が訪れます。
    選挙事務所は派手にラッピングできるので、看板効果が大きい。

  • 選挙ハガキ
  • 投票依頼の手紙が(区議会議員選挙なら)2,000枚発送できます。郵送料はかかりません。
    名簿が無い人は、電話帳から書き写すという話もあります。

  • 電話
  • 選挙期間中は、電話で投票依頼を行えます。ただし、電話代は自己負担。
    さすがに、電話帳から片っぱしに電話をかけるのは非効率でしょう。

  • ポスター
  • 公設掲示板に貼ります。大田区では600箇所程度。立候補届出の日曜日中に貼り終えないと、泡沫候補扱いになるので、がんばります。

    あらかじめ掲示板に候補者全員のポスターを貼ってから、掲示板を設置すればいいじゃないか!

    と思いましたが、

    600箇所もの公設掲示板を半日で設置することが無理でしょ!

    との反論に負けました。
    ポスターの制作は公費で負担されます。

  • 選挙公報
  • 大田区では新聞折り込みで配布されます。
    ただし、木曜日頃に。
    日曜日に届出、印刷、発送、とプロセスを経るので、仕方がないようです。
    最近では、選挙公報のPDFを選挙管理委員会のホームページで公開するケースが増えてきました。
    大田区でも次回選挙では、日曜日に届出(17時まで受付)、編集、公開、のプロセスで日曜日中に有権者の手元に届くことが期待されます。
    あわせて、選挙管理委員会のホームページで各候補者のwebサイトへリンクがつながることも期待できます。
    選挙公報や候補者ホームページの比較で投票先を決定することが、区議会議員選挙でも大きな要素となることでしょう。

  • ホームページなど
  • 次回の区議会議員選挙は、選挙期間中のwebサイトの更新が可能になります。
    SNSなども活用して、双方向・リアルタイムのコミュニケーションの機会が増加します。

  • 電子メール
  • 候補者の電子メールによって、投票依頼が行えるようになります。
    上述の2,000枚の選挙ハガキと合わせて、より多くの有権者に直接アプローチできます。
    大田区議会議員選挙は3,000票が当選ラインと言われてますので、支持基盤の固い候補者であれば、ハガキと電子メールの直接アプローチだけで、いいのかもしれません。

でも、選挙期間中の演説は、候補者としてものすごくテンションが高まります。
町に立ち、区民に語りかける、その中で自分の中の思いが強くなってくものです。

ネット選挙運動 東京選挙区を制したのは?

今回から解禁されたネット選挙。
候補者側から選挙期間中もインターネットを通じて、選挙活動の状況を発信したり、広く有権者とコミュニケーションをとることができたし、国民がSNSなどインターネットを通じて候補者や政策について話題にすることができました。
前回の記事「参院選 ネット選挙の盛り上がり 東京選挙区で誰が注目された?」でお示ししましたが、
選挙活動期間中インターネットで東京選挙区もっとも話題になった候補者は山本太郎でした。
(Yahoo!リアルタイム検索結果の分析による。)
他の候補者の注目度をはるかに凌駕するレベルで、選挙戦最終日は他の9候補を合計したものの5倍を上回る注目度でした。
そのかいもあってか、山本太郎は4位当選。
他の当選者は、100万票を超えてトップ当選した丸川珠代を除けば、山口なつお、吉良よしこ、武見敬三と固い支持層が基礎となっていますから、インターネットで話題になるかどうかは主要な勝因ではなさそうです。
インターネットで山本太郎以外にも話題になったマック赤坂は低位に沈んだこともあり、インターネットで話題になることと票の獲得の相関は見出しにくいです
とはいえ、東京選挙区におけるネット選挙運動の勝者は山本太郎だったと言えるでしょう。
他の選挙区でのネット選挙運動の状況はほとんどみていませんので、補足していただけると嬉しいです。

参院選 ネット選挙の盛り上がり 東京選挙区で誰が注目された?

参院選の選挙運動は土曜日で終わりました。
今回から解禁されたネット選挙。結果にどのように反映されるのかはわかりませんが、候補者側から選挙期間中もインターネットを通じて、選挙活動の状況を発信したり、広く有権者とコミュニケーションをとることができたし、国民がSNSなどインターネットを通じて候補者や政策について話題にすることができたことは一定の評価ができるでしょう。
あえて投票前に、選挙活動期間中インターネットで東京選挙区ではどの候補者が話題になったのか、Yahoo!リアルタイム検索の結果を分析してみました。
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【Yahoo!リアルタイム検索の候補者名キーワードへの注目度の推移】
7月14日から選挙活動最終日の7月20日までの候補者名への日々の注目度を比較しました。
山本太郎があまりにも飛びぬけているので、右軸で表現しています。
ちなみに、1週間累計での注目度順に凡例は並んでいます。
あくまで、代表的な候補者名表記での注目度を比較しています。
たとえば、民主党の「鈴木寛」は「すずきかん」の表記がもっとも注目されます。
一部の候補者しか掲載しておりません。
また、Yahoo!リアルタイム検索を私のPCの画面でチェックしたにすぎないので、正確性は保証いたいません。

ここでいう、注目度は、twitterやfacebookでの投稿が中心的です。
一般の人が話題にしていると理解できるので、候補者に対して良い評価をしているとすると、注目度が高い候補者が当選するのかもしれません。
注目度が高い候補者はある種の有名人として話題になっている要素もあるので、当落・得票数とは何の関係もないかもしれません。
そもそも、twitterやfacebookで政治的な投稿をすることを好まない方も多いでしょうし、SNSを日常使わない方も多いでしょう。
投票結果と相関が楽しみです。

参院選 投票価値の平等

参院選は今月21日が投票日。
期日前投票もありますので、行かれる時に投票へ!

◆一人一票裁判
今回の選挙でも、伊藤真、升永英俊、久保利英明などの弁護士が1票価値の平等をもとめて訴えることでしょう。
1票価値の平等は、有権者数を定数で割った値が都道府県によって差がある。
過去の判例では、参議院であれば6倍の格差までは合憲だとしていました。
日本国憲法では、14条で  すべて国民は、法の下に平等 と定める。
とはいえ、合理的な差別であれば許されるとして、そのような1票の格差が認められてきた。
最近争われている1票価値の平等は、合理的な差別も許されない。
民主主義の根底にある参政権を差別することは許されないのであります。

◆投票制度の不平等
1票価値の平等はシンプルでわかりやすいが、
投票制度の不平等も意識していただきたい。
衆議院は全国が定数1の小選挙区に分割されるが、
参議院は全国47都道府県で選挙区を構成する。
そして、選挙区ごとの定数は1人から5人まで様々。
選挙制度として、小選挙区と中選挙区が混在する。

● 定数ごとの選挙区割合
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定数1が31県もある。そして、ほとんどが勢いのある第1党の議席となることが予想される。
2人以上区でも第1党が確実に1議席を確保して、全47選挙区で47議席を獲得する。
選挙区の定数合計が73人なので、議席シェア64%を確保することになる。
(民主党議員としての私のやっかみはあるが、)
定数3~5人区の有権者が、自民党を1議席に抑えて、野党の議席もそれなりに確保された議会で民主的な議論がなされればいいなと思っていたとしても、
全体の結果はその通りにならない。
定数がそれぞれ異なる、投票制度が不平等な状態で、
投票する有権者の意思が平等に反映されるだろうか?

◆選挙区制度について
立候補する人間の立場で、だいたい下の様に考えています。

小選挙区 ~1人しか当選できない。
立候補者にとっては、新規参入が困難。現職か、力のある第1党の公認候補か。
選挙民にとっては、現状に不満が無ければ与党候補、不安があれば変革の選択だ。
中選挙区 ~定数3〜5をさす。
3〜4の政党が共存できる仕組み。
政党にとっては、手堅い選挙結果。その後、党内政治や国会対策を通じて議論される。
選挙民にとっては、キャラのある無所属含めて、ほどよく選択肢が並んでいて、投票に行きたくなるかも。
大選挙区
立候補者にとっては、多少の入れ替わりがあって新規参入しやすい。
選挙民にとっては、ほとんどの議員が残留するので、目に見える勢力変動の結果が無い。もしくは、どの勢力がイニシアティブを握るかと投票行動が合致しない。

◆参議院について
参議院は、衆議院のカーボンコピーと言われる上に、時にねじれて政治の停滞だけひきおこす。
有益な存在であるか疑問な上に、
投票制度の不平等の問題もあるのです。
開き直って、都道府県の代表が参議する議会に形を変えるべきだと私は考えます。
各都道府県1議席ずつ。
すると、東京都民からすると、自分たちの投票価値が劣化した気になる。
でも、あくまで参議。
本当の議決は衆議院の議決であればいいのです。
憲法改正しなきゃだめかもしれません。
経過措置として、参議院の内規で衆議院と反対の議決をするときは強く自重するとして運用することも一つの方策です。

2013年参院選の展望(主に東京都)

今年7月21日は参議院議員選挙の投票日。
先月の都議選に引き続き、政治をする身として情勢をメモします。
(事実の記述が中心ですが、民主党議員としてのバイアスは否定できません。)
【参院選の争点】
昨年12月の総選挙で自民党安倍政権になり7か月がたちました。
安倍政権の7か月、参院選までは安全運転との見方が多かったなかで、十分積極的に政策は発信されています。
政治に関心がないなんていう人であっても、安倍政権に評価するべき点、批判するべき点はいくつかあると思います。
それがまさに争点で、下記のものがあるでしょう。

  • アベノミクス~経済成長
  • アベノミクス~急激な円安による物価高
  • アベノミクス~成長戦略
  • 公共事業の復活
  • 業界寄りの政治スタンス
  • 憲法改正~国家主義的側面
  • 憲法改正~人権の軽視
  • TPP参加
  • 原発再稼働
  • 積極外交
  • 国会議員の定数削減

【参議院の選挙方式】
参議院全体は 242議席。3年ごとに半数改選される方式で、今回121議席が争われる。
うち、47都道府県ごとの選挙区で73議席、全国比例区で48議席。
全国比例区は各政党が候補者名簿を出す。投票は、「政党名」、もしくは、「候補者名」を記入する。「政党名」、「候補者名」のどちらにせよ政党が獲得した票数をもとに、ドント方式によって、政党に議席が配分される。名簿には候補者の順位は無く、政党の中で候補者票が多かった順番に全国比例区の当選者が決定される。
【立候補者の顔ぶれ】
東京選挙区は 定数5
今回からはネット選挙運動が解禁されたので、気兼ねなく公示日以降にブログが解禁されましたので、候補者確定情報と選挙公報をベースに以下記載します。
順番は見やすい順にしています。
==========大政党の現職候補===========

たけみ 敬三
現職3期・自由民主党
医師会の印象は強いが、本人は医師ではない。父親が元・日本医師会会長。本人は国際政治学者でTVキャスターの経験も。
丸川 珠代
現職1期・自由民主党
元テレビ朝日アナウンサー。テレビタックルでおなじみ。(東大卒)
山口 なつお
現職2期・公明党
おなじみ公明党代表。弁護士。(東大法卒)
すずき かん
現職2期・民主党
子どもの未来を守る
民主党のブレイン。文部科学行政に精通している経済産業省OB。(東大法卒)

==========有力政党の新人候補===========

吉良 よし子
日本共産党
キラキラネームでおなじみの30歳。
桐島 ローランド
みんなの党
3年前の松田公太のポスター写真も手がけた写真家。江角マキコの元夫。聖メリー・インタースクール出身。
ちなみに、東京選挙区みんなの党現職川田龍平氏は全国比例へ転出
小倉 淳
日本維新の会
元日本テレビアナウンサー。参議院廃止!

==========有力無所属の候補===========

大河原 まさこ
現職1期・無所属
民主党現職同士の一本化のあおりで無所属で出馬。
山本 太郎
無所属
反原発の旗手。昨年の総選挙は突如出馬し、東京8区で71,028票(シェア25.2%)を獲得。

==========常連候補!===========

中松 義郎
無所属
おなじみ天才発明家。(東大法卒)
マック 赤坂
スマイル党
政見放送が楽しみ。(京大卒)
マタヨシ 光雄
世界経済共同体党
唯一神又吉イエス

==========その他 新人候補===========

釈 量子
幸福実現党
消費増税中止&国防強化!
まるこ 安子
みどりの風
反原発!昨年の総選挙は東京5区で19,462票(シェア7.0%)を獲得。
松本 みのる
無所属
天皇陛下の肖像利用の紙幣発行で震災対策。
鈴木 信行
維新政党・新風
韓国入国禁止!
森 純
無所属
天皇制廃止、大統領制樹立!
犬丸 勝子
無所属
「不正選挙」をぶっ壊す!
西野 貞吉
無所属
給与の現金支給化!
中村 高志
無所属
選挙公報を見る限り、ものすごく普通の人。

以上 20名。
【当落分析・議席予測】
民主党の唯一の公認候補 すずきかん が今後の民主党、ひいては、二大政党制を維持していくために、落とせない人材だとしますと、有力政党の新人、無所属の有力候補の中から誰が票を積みあげれるかに、注目が集まります。
維新、みんなの候補は擁立が直前であり、知名度はある候補者ですが、政治との接点があまり感じられません。一方で、無所属の2候補は立候補者としての知名度は高い。
そこで、固定票が盤石で、東京中に事前告知ポスターが貼られていた 吉良よし子 がどこまで無党派層の支持を獲得できるか。
全国の選挙区については、
定数1の31の県では、ほとんどが自民党の議席となる。(先月の都議選と同様。)
当然、複数区でも自民党は議席を獲得して、
4つの選挙区に候補者を擁立した公明党は組織力を発揮して、4議席を確保するでしょう。
全国比例区を含めても
安定的な戦いで、おそらく、自民党・公明党での非改選を含めて過半数獲得はまちがいない状況であります。
そうした状況ではあるが、自民党・公明党の巨大与党に対抗できるように民主党は一定の議席を獲得しなければならない。
他の16の複数区で民主党が議席確保できれば、非改選を含めて60議席を超えて一定の存在感を示せるでしょう。
民主党の協力がないと、憲法改正ができない。
人権を抑制するような憲法改正は阻止しましょう。
※ 本記事は公職選挙法 第百三十八条の三 で禁止される人気投票の公表ではなく、あくまで 岡 高志 の分析を記事にしたものです。
公職選挙法 第百三十八条の三
 何人も、選挙に関し、公職に就くべき者(衆議院比例代表選出議員の選挙にあつては政党その他の政治団体に係る公職に就くべき者又はその数、参議院比例代表選出議員の選挙にあつては政党その他の政治団体に係る公職に就くべき者又はその数若しくは公職に就くべき順位)を予想する人気投票の経過又は結果を公表してはならない。