遺体保管所への対応策 大田区の場合

大田区での遺体保管所をめぐるトラブルにふれた過去記事「森ケ崎 遺体保管所」が最近もアクセスがあるので、その後の顛末をまとめておきます。
2011年11月頃に民間業者が遺体保管所の設置を決めて以来、近隣住民とのトラブルが起きています。
遺体保管所はたいへんに迷惑な施設でありますが、法規制がありません。
そこで、
2011年12月、大田区議会は全会一致で

「御遺体保管所」を業として行うものに関する法整備を求める意見書

を議決。
2012年3月9日 「地域力を生かした大田区まちづくり条例」を改正
葬祭場に関する規定を第4章として、第42条から59条までを追加しています。
葬祭場、遺体保管所、エンバーミング施設を葬祭場等と定義した上で、
葬祭場等事業者に近隣関係住民等と相互理解を深め、紛争を未然に防止し、良好な住環境及び生活環境の形成に努めることを求め、
区が、葬祭場等事業者に対し、指導及び助言ができることとし、
葬祭場等事業者が新たに施設を設置する際に、区と事前協議しなければならないこととしています。

これにより、今後は遺体保管所をめぐるトラブルが予防できます。
こうした、議会と行政の動きに相反して、事業者と近隣住民のトラブルは終息しませんでした。
住民が事業者から営業妨害で訴えられるに至り、引き続き遺体保管所の営業は継続されています。
そこで、遺体保管所の需要をしぼるべきではないかと意見が出てまいりました。
大田区も出資する臨海斎場に遺体保管設備を、従来の20台に加えて、今年度から4台増設することになりました。