東京都知事選挙の候補者の政策からみえたもの。

2月9日の投票日に向けて東京都知事選挙が始まっています。
猪瀬前知事の突然の辞任。そして、年末年始に入ったことで、候補者の確定が直前になってしまった今回の選挙。
政策の議論は、選挙期間中に進んでいくことになります。
先日、選挙公報が東京都選挙管理委員会のホームページで公開されましたので、選挙公報をベースに各候補者の政策を整理します。
(結論があまりに後ろになっていて申し訳ありません。)
16候補もいると整理がつかないので、前回のブログ「東京都知事選挙スタート。序盤のネット上の盛り上がり」で指摘した、ホームページをまともに開設している候補者で、かつ、インターネット上で話題になっている下記の7候補の選挙公報だけ扱いました。

宇都宮けんじドクター中松田母神としおますぞえ要一細川護熙マック赤坂家入かずま

選挙公報も取り込んで。
宇都宮けんじ
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ドクター中松
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田母神としお
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ますぞえ要一
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細川護熙
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マック赤坂
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宇都宮けんじ
希望のまち、東京へ。
・世界一、働きやすく、くらしやすい東京をつくります。
・人・環境・コミュニティを大切にする都市へ
・原発ゼロ
・スマートなオリンピック・パラリンピック
 ドクター中松
都税減税!
(具体策は出ていないけど…)
新国立競技場の設計見直しで、建設費を削減して、減税に?
他は、自慢ばかりで、完全にネタになってしまいました。
 田母神としお
危機管理のプロ
航空幕僚長として5万人の組織を指揮統率したことをアピール
自己PRどまりで、政策の主張がありません。
でも、クビになったんだよな…
 ますぞえ要一
東京世界一。
・史上最高のオリンピック・パラリンピック
・大災害にも打ち勝つ都市
・安心、希望、安定の社会保障
・中小企業の育成で世界をリードする産業・人材都市
・世界に通用する人材の育成と骨太の教育改革
大変力強い…
できるのか、本当に。
 細川護熙
原発ゼロで東京が日本を変える
・原発ゼロを成長戦略のてこに
・オリンピック・パラリンピック東京を東北でも
・防災都市・東京に水と緑の力をいかす
・都市基盤の整備を進め、美しく機能的な首都へ
・出産から介護まで少子化時代における「先見的都市モデル」
「先見的都市」って、なんだろう?
 マック赤坂
8大革命
1.教育革命
2.うつ病革命
3.接客革命
4.恋愛革命
5.税制革命
6.選挙革命
7.議員・公務員革命
8.幸福革命
都知事選挙では革命は起こせないと思うのだが…
 
家入かずま
なんと、政策を掲げていない…
5つのテーマについての政策を募集する選挙公報。
福祉、都市計画・成長戦略、行政改革、防災・危機管理、オリンピック・パラリンピック

ここからは、私の主観が強く含まれてきます。
現実的な政策を並べたのは、実に、宇都宮けんじ、ますぞえ要一、細川護熙の3氏のみ。
以前の記事「細川護熙 一丁入ります~弁当持参じゃないのでファミレスで何かを頼むような話」で候補者をファミレスのメニューで例えました。
ランチメニューとして、食べるべきなのは、この3候補しかないわけです。
ますぞえ要一の古き良き自民党的な 右肩上がり主義に郷愁を感じるのか?
細川護熙のパラダイムシフトをふまえた、「腹七分目」を良しとするのか?
宇都宮けんじの現状を否定した共産主義社会を目指すのか?
みごとに、復古主義、市民主義、共産主義 の3つの思想に分かれています。
個別政策については、議論することで、ベストプラクティスにたどりつきます。
一方で、思想は表層的な議論によって、すりあうものではなく、時に対立が深まるものです。
選挙という場面で、この候補者たちが、討論して生みだされるものは案外ないのかもしれません。
思想が合致する候補者に対して、
個別政策の矛盾を指摘することで、その候補者を鍛えていく。
それが、有権者のできることの大きな一つです。