蒲田都市づくりの課題をまとめました。

蒲田のまちづくり
ここ数年、蒲田駅周辺の再整備が懸案である。
来年度平成25年度中には整備計画が決定される。
今年度は「蒲田都市づくり推進会議」が設置された。
その蒲田都市づくり推進会議の議論を傍聴したこともふまえて、課題を整理してみました。

ビジョン
将来像に変化が加えられました。
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それに伴って目標も変化しました。
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国際化・多文化といったキーワードが大田区で受け入れにくいのでしょうか?
どうしても、守旧的な土地柄を感じてしまいます。
普段使う人にとって快適な駅前環境をつくろうというビジョンに変容してしまいました。
蒲田という大田区の中心をどう発展させるかが本来的な課題ですので、
当初のビジョンを維持するべきだと考えます。
ビジョンが変わったというよりも、
具体的な施策(駅前広場拡張、駐輪場整備、)によってビジョンが修正されたというべきかもしれません。
東口駅前広場の拡張
蒲田駅東口は朝の通勤時間帯は混雑しています。
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バスの乗降場は駅から少し遠く、途中の商店街を往来する通行人・自転車との交錯もあり、不便な状況です。0000.jpg
そういった状況を、現状の駅前広場に隣接する土地を購入して駅前広場を拡張するとともに、広場のレイアウトの再設計を検討しています。(これは、今後5年で解決しようという比較的短期的なテーマ。)

  • アイランド型
    蒲田東口駅前広場
    バス乗降場を集約
    歩行者の横断が課題
    モニュメントは撤去
  • ロータリー型①

    駅前の歩道幅員を拡大
    車両交通の改善は少ない
  • ロータリー型②
    蒲田東口駅前広場
    駅前の歩道幅員を拡大
    車両交通の動線確保
    シャトルバスの展開スペースがない
自転車駐輪場の整備
2,000台の駐輪場を整備を検討。
東口駅前広場拡張に際して、
広場に地下をつくり、自転車を収納します。
地下の平置き、地下の機械式を併用して、2,000台の駐輪スペースを確保します。
蒲田駅周辺で過去10年間で整備した駐輪場が約2,600台(うち、1,524台が日本工学院の地下)であるので、大幅な駐輪場改善といえます。
現時点で、JFEエンジニアリング株式会社が提案を行っているようです。
大田区全体の自転車問題についてはこちらのブログをご参照ください。
蒲田駅東西交通の改善
蒲田都市づくり推進会議では、短期(5年)の課題である、東口広場の拡張、自転車駐輪場の設置が議題になっていたが、(地元商店街・自治会など)参加者からは蒲田駅東西交通の改善を求める声が強かった。
東西交通の動線は、

  • 中央: JRの改札前を駅ビルを経由して通行するもの(メインの動線、混雑、自転車不可、終電後閉鎖)
  • 北側: 地下道(階段のみ、狭い)
  • 北側: 多摩堤通り沿い地下道(急なスロープのついた階段、狭い)
  • 北側: 呑川沿い地下道(スロープなので自転車走行可。駅からは遠い。)
  • 南側: 環8(駅からは遠い。駅の東西交通としてはあまりに大回りである。)

上記の5本が蒲田東西交通の動線であるが、中央の改札前を通るもののみが、東西通行機能を唯一果たしている。
もう一つ太い動線が必要である。
また、自転車が駅の東西を容易にまたぐことができれば、自転車駐輪問題は多少改善できる。

JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅のアクセス改善
蒲田都市づくり推進会議は、地元商店街・自治会など蒲田の東西で分離された組織の方が参加されます。
地域組織の代表はその地域組織の利益を重んじなければならないので、
蒲田を大きな範囲で活性化させようという視点が弱くなると感じます。
JR・東急蒲田の西側、東側、そして京急蒲田駅前、
それぞれに地域組織はあるけれども、
これらを一つのまちとして活性化させなければならない。
そして、鉄道・バスを利用して蒲田駅に降り立つ大田区民含めた人々のことも慮ることが必要である。
蒲田という大田区の中心を発展させることが本来的な課題である。
JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅の間を歩きやすく、蒲田を一つのまちとして回遊できるように検討を重ねていかなければならない。
JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅のアクセス改善については、行政は「新空港線蒲蒲線の整備を待って…」という発言に終始しがちだが、最優先課題として取組んでいただきたい。