おはようございます。
大田区議会議員 岡 高志(区議会会派:無印)です。
昨晩の都議選の開票結果はびっくりした!
国政与党である自民党の大敗北。
自民党的な利権分配型の政治を地方から変えたい。そんな思いで2011年に議員になった私としては感動の一日でした。
都議会第1党だった自民党が、前回全勝で獲得した59議席から23議席に大幅ダウン。
4年前の国政政権陥落直後の民主党の大敗北よりもインパクトは大きい。
ここまで予測していたメディアはいません。
選挙区は大小42選挙区ありますから、ここまで負けるかという大敗北。
定数1の1人区は自民党も負けるかなといったところが、7つある3人区においてさえ自民党の議席獲得が1つにとどまる大敗北。
定数ごとの自民党の議席獲得選挙区は下表の通り。
なんと 3人区まで自民党は議席獲得のない選挙区が多い。
2人区では、追加公認含めて都民ファーストが4区で2議席独占の快挙!
3人区は、都民ファーストのコアメンバー達が確実に自民票を取り込んだところに都民ファーストのしたたかさを感じます。
音喜多駿 の北区
伊藤ゆう の目黒区
本橋弘隆 の豊島区
荒木ちはる の中野区
そして、野田数 幹事長の地元の北多摩1区。
もっともしたたかなのは、公明党。
今回も1人の落選者も出さずに、前回の23議席を維持。
自民党と並ぶ第2党であって、副議長ポストも確保でしょう。
私が懸念していたのは、
公明党が都議選後は自民党と復縁して都議会の過半数を握ることでしたが、
自民党の大敗北の結果、
(図は都議会の新勢力図)
小池知事の安定政権の下で東京大改革が進むことを期待します。
国政にも大きな影響が出るでしょう。
衆議院において比例も含めて、なんせ東京は42議席。全475議席への影響は大きいです。
衆議院の任期は来年12月ですから、早々に都民ファースト(国政の政党名はどうするんでしょ?)で、衆議院選挙の候補者を擁立して、次なる小池劇場が始まることでしょう。
政権与党に堂々と対峙する政治勢力が現れたのは、国民にとってとても有意義なことだと思います。