中国訪問 2015年民主党若手政治家訪中団

12/7~11の日程で、民主党若手政治家訪中団の一員として、中国(北京・遼寧省瀋陽市)を訪問しました。
密度の濃い行程でした。一部をこのブログでも紹介します。
日本の民主党と、中国共産党は政党交流を行っており、今回は若手議員団が招待を受けて訪問しました。
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清華大学にて、昨今の歴史問題の認識共有を。
清華大学周辺には、テクノロジーパークがありまして、感銘を受けました。中国でも、ベンチャー企業はもちろん存在します。
瀋陽に移動して、
九・一八歴史記念館
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満州事変の発端となった柳条湖事件(1931.9.18)の現場のすぐ横に建設された記念館。
抗日戦争の歴史が語られています。
中国共産党は、抗日戦争を通じて民衆の支持を拡大していった経緯があり、今の中国の建国の歴史を理解することができます。
ちなみに、今の安倍晋三総理の祖父である 岸信介氏は、1936年から1939年に満州国政府の一角を占めておりました。(最後は総務庁次官)
つまり、中国共産党が目の敵にする対象であったわけです。
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瀋陽師範大学にて、昨今の歴史問題の認識共有を。
こちらでは、大学生も入って、生活・文化に根差した意見交換もしました。
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遼寧省の幹部党員の方と接見。
この後、歓迎宴を開いていただいて、美味しい中華料理を堪能しました。
瀋陽から1時間、撫順市の平頂山惨案遺跡記念館を見学しました。
多くの民間人が集落ごと惨殺された現場で戦争の悲惨さを共有しました。
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また、撫順市には、撫順戦犯管理所という施設がありまして、満州における日本の戦争犯罪人の改造を行いました。戦争犯罪人達が、日本に帰国したのち、中国との交流を深めているという事実に驚きを持ちました。
日本ではあまり知られていない日中戦争の歴史を知ることができました。
相互理解が平和につながることと思います。
余談ですが、
今年は、”爆買い”が流行語になりました。中国からの観光客が日本で大量に家電や化粧品を買って帰ります。
北京の物価は東京を超えているのではないかと感じたので、東京は安くて品揃えがいい街と認知されていることに気づきました。何も品質が優れているだけではなさそうです。
北京にも、瀋陽にも、ハイブランドの店舗は多数出店しています。買うのか?聞いてみましたが、インターネットで買うことが多いので、あまりハイブランドの店舗では買い物をしないそうです。
日本より発展の遅れた国と理解していますが、経済発展と同時にインターネットが普及しているので、商取引におけるインターネットの存在は比較的大きいのでしょう。
さて、”爆買い”以外に、日本の観光で何を求めるのか?聞いてみましたら、
富士山を見たいとの意見の他に、普通の日本の日常を見たいとの意見もいただきました。
また、日本語を学習した中国の方にとって、勝海舟は有名だそうです。
大田区に勝海舟の別荘だった洗足池があり、そこに、勝海舟記念館が計画されていると伝えたら、強い関心を示していただけました。
羽田空港から富士山を望み、
日本の普通の食文化を楽しみ、
洗足池で勝海舟を知る、


そんな大田区の観光もいいかもしれませんね。
ちょうど、大田区民泊条例が可決された日に北京に旅立ったこともあり、大田区のインバウント政策に思いをはせました。
外交ルートで中国を訪問いたしまして、様々に貴重な経験をすることができました。
こうした機会を与えていただいた、中国共産党関係者の皆様に心より感謝申し上げる次第です。
羽田空港を有する国際都市・大田区の政治家として、新しい視野をいただくことができました。
今後の区議会活動にも十分に生かしてまいります。

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