松原忠義 大田区長 自ら作った多選自粛条例の廃止を提案へ

おはようございます。
大田区議会議員 岡 高志です。

11月28日から大田区議会定例会が開催されています。
そこで、オカシイことが起きているので、お知らせします。

任期を3期12年までとする多選自粛条例


松原忠義 大田区長は11年前の初当選に際して、区長の多選の弊害打破を公約に掲げており、ご丁寧に任期を3期12年までとする多選自粛条例を自ら提案して制定していました。

来年4月をもって3期12年の任期満了となり、引退されるのだろう。年齢も76歳になることだし。

定例会初日 オキテ破りの4期目選挙への出馬表明

定例会初日の11月28日
与党・自民党の代表質問に答える形で、まさかの4期目選挙への出馬表明を行いました。

またご丁寧に任期を3期12年までとする多選自粛条例の廃止に言及されました。

多選自粛条例廃止に向けた議論

定例会2日目の11月29日
多選自粛条例を廃止する条例が区長から提案されて、本会議場で質疑が行われました。

松原忠義 大田区長は、多選自粛条例を廃止する理由として、
私の代表質問に対して、
熟慮に熟慮を重ねた結果、次の世代にしっかりと引き継げる社会をつくることを何よりも優先したい
「熟慮に熟慮を重ねた。」を繰り返してばかり。

区政にはまだ課題があって、自分には責任があると当たり前のこともおっしゃる。

多選の弊害は防止できるのか?との問いに対して
謙虚に誠実に対応する。
情報公開を進めるなど区民の声を聞くとおっしゃる。
ただ、原稿に書いてある文章を繰り返す姿には、なんら誠意を感じなかったです。


17分25秒あたりから区長答弁。
誠意になさが感じられます。

定例会3日目の11月30日
総務財政委員会で審議がなされるのですが、区長は不在。
区長の出席を求める意見もありましたが、自公民の反対でかないませんでした。

定例会4日目の12月4日
総務財政委員会で採決が行われました。

多選自粛条例の廃止、そして、来年4月21日は大田区長選挙

定例会最終日の12月7日
賛成多数で議決されました。

自民党、公明党、共産党、国民民主党、無所属1名が賛成。

区長の所属政党である自民党だけは、積極的に賛成の意見表明をされました。
他は、共産党が多選自粛条例そのものに反対していたから廃止に賛成する。など、区長の4選出馬を支持する立場だけではありませんでした。

区長の発言の中で、多選自粛条例の廃止は終局的には有権者の民意に問うとありますので、4月の区長選挙の争点にもなるでしょう。

とはいえ、区長が自ら約束した多選自粛を反故したことは、松原忠義区長個人の信頼性の問題であって、区民生活に直接関係ない。

これからの大田区のみなさまにとってどのような都市政策を行なっていくのかが、4年に一度の大田区のこれからを考える選挙だと私は思います。

大田区長の在任期間に関する条例(多選自粛条例)

第1条 この条例は、民主的で能率的な行政の確保及び行政に対する住民の信頼の確保が基本となる地方公共団体において、幅広い事務に関する権限が集中する長の地位に同一の者が長期にわたり就くことにより生じるおそれのある弊害を防止するため、大田区長(以下「区長」という。)の在任期間について定め、もって清新で活力に満ちた区政の運営を確保することを目的とする。

第2条 区長の職にある者は、その職に連続して3任期を超えて在任することのないよう努めるものとする。この場合において、各任期における在任期間が4年に満たない場合は、これを1任期とみなす。

付則
この条例は、平成19年10月1日から施行し、同日に区長の職にある者について適用する。