たまちゃんバス存続か?廃止か? 大田区のコミュニティバスの今後

大田区のコミュニティバスは一路線ありまして
矢口・下丸子エリアを循環運行する たまちゃんバス
2009年10月より運行を開始しています。


3年間の試行運行ということでスタートしましたが、
すでに、9年目を迎えています。

当初は、大田区のどこかで行政主導のコミュニティバスを走らせようということで
既存の交通ネットワークの中で交通不便地域を割り出しました。
それが、蒲田西、馬込、そして、矢口・下丸子エリアでした。
3地域の中で、もっとも大田区がやる気があるエリアであるとして決定したのが、この矢口・下丸子エリアでした。

残念ながら、乗客定員の34人に対して、平均実績は6、7人程度と収支状況が芳しくなくて、議会でもやり玉にあがりました。
赤字分は、バス事業者ではなくて、区が負担する仕組みなので、損失は全て区の持ち出しです。

ちなみに、損益分岐ラインは、乗客定員の34人に対して、15人ほしいとのことで、損益分岐ラインの半分程度の現状なわけです。

直近 2016年度の営業実績は
売上  6,824,333円
経費  15,750,863円

欠損  9,216,530円
この欠損が全て大田区の負担になります。
赤字もそうですが、運行経費に対して、収入は 43%

年々収入を伸ばしてはいますが、毎年1,000万円前後公金が支出される状況は変わりません。

ようやく大田区役所はたまちゃんバスの存続/廃止を決定することになりました。

ついては、以下の条件を設定しました。
2019年度までに、収支率50%以上とする。

現状の収支率43%からすると、ハードルは高そう。

1,500万円の経費にたいして、収入が7%増加すれば良いものです。
150円の運賃で往復乗車を毎日する人が、
追加で10人いれば達成できます。

存続を強く求める人たちががんばって乗車すればなんとかなる数字です。

10年も事業継続した挙句、収支率50%達成で事業継続はユルい目標です。

収支率50%というと、リーズナブルな数字に感じますが、
利益率では、マイナス100%!

たまちゃんバス存続/廃止の判断に時間をかけすぎです。

バスの耐用年限が、2024年まででその2年前には発注しなければならない。といった理由で存続/廃止の決断を迫られている事情もあります。

どちらかといえば、
たまちゃんバスをスタートさせた 松原忠義区長の3期目の任期が2019年までなので、
そこまではたまちゃんバス存続/廃止の判断ができないんじゃないの??

私が直接、たまちゃんバス運行地域の声をうかがった際には、
廃止をのぞんだのは、2割に満たなかったですが、
半数近くがたまちゃんバスを利用したことが無いと回答されてました。

どうしましょうか?
区民の皆様の声もうかがいたいです。