東京23区の2018年度予算案の簡単まとめ

こんばんは。大田区議会議員 岡 高志です。
大田区議会は、定例議会のまっただ中で、来年度予算案がおもな話題になります。
もちろん他の地方議会でも同じです。

身近な自治体の新年度予算案が知られていない現実

東京23区はみなさまご承知の通り、狭いエリアに23の自治体があって、それぞれに抱える社会問題解決のために施策を打ち出します。
財政力のある自治体がそれぞれに課題解決策を競う政策コンテストともいえます。
そんなわけで、東京23区の来年度予算案より注目する施策を紹介してまいります。

ひとつひとつ一次情報にあたると大変なので、各区の公式サイト以外にも東京新聞の地域面や都政新報の記事を参照しました。
地域自治体の予算案という重要な情報ですが、大手紙は残念ながら詳しく報じてくれません。

各区予算案から新事業を勝手にご紹介

千代田区(総額 620億円)
心身障害児への訪問看護拡充 1,400万円
障害者施設職員への家賃補助 960万円
保育士奨学金返済助成 2,160万円
ドライ型ミスト設置促進 8,800万円
中央区(総額 898億円)
築地のネズミ駆除 1,886万円
医療ケア児放課後デイサービス 3,890万円
訪日外国人へWi-Fiルーター無料貸出 182万円
オリンピック選手村からの誘客検討 500万円
首都高上部空間活用の検討 500万円
港区(総額 1,389億円)
障害者就労支援(銅線リサイクル委託)
禁煙外来医療費助成(子育て世帯向け) 141万円
新宿区(総額 1,464億円)
民泊指導体制構築 2,952万円
ゴミ集積所夜間巡回 1,109万円
木造建築物の耐震化助成 1億3,743万円
シニア健康事業(ウオーキングでポイントなど) 1,938万円
スポーツ施設整備基金創設 1億7,024万円
(新国立競技場の年間地代収入が財源)
文京区(総額 966億円)
PTA会費助成(就学援助の対象に) 425万円
マンション管理組合設立支援 2,060万円
介護予防目的の自分史作成支援 97万円
12月に殿様サミット 149万円
台東区(総額 1,006億円)
江戸時代創業企業のPR 234万円
江戸下町伝統工芸館リニューアル 2億円
パラバレーボール全国大会開催 466万円
介護人材確保 233万円
墨田区(総額 1,193億円)
定住促進(3世代同居住宅に50万円、就学前世帯の転入に36万円) 2,340万円
ボール遊びのできる公園を充実 400万円
大学開設予定地区のまちづくり 5,162万円
中小企業の設備投資補助 2,000万円
江東区(総額 1,930億円)
不燃ゴミ全量資源化 1億円
若洲公園PPP検討 2,250万円
品川区(総額 1,746億円)
子ども食堂開設支援 1,056万円
保育所空き室での1歳児定期利用保育 2億円
消えない街路灯50ヶ所(内蔵バッテリーで3日間) 6,889万円
明治維新150周年イベント 2,635万円
目黒区(総額 950億円)
保育園⇔公園のバス送迎 644万円
振り込め詐欺対策として着信拒否装置の貸与 143万円
防犯カメラ設置助成 67ヶ所 2,561万円
サクラの再生実行計画 1,530万円
世田谷区(総額 3,019億円)
ひとり親世帯への家賃補助 2,000万円
家庭学習用eラーニング 1,430万円
馬事公苑への誘導ブロック設置 1,122万円
(クラウドファンディングも活用)
渋谷区(総額 938億円)
一般社団法人「渋谷未来デザイン」設立 7,550万円
隣人祭り 5,700万円
ネウボラ 1億8,350万円
タブレットを小中学生1人1台貸与の本格実施 8億円
情報発信強化(Facebook、instagram など)6,050万円
ホームレス住宅支援 3,450万円
中野区(総額 1,428億円)
平和の森公園の体育館建築 23億円
防犯カメラ 交差点58ヶ所 6,448万円
道路の損傷などをレポートできるスマホアプリ区民の声 130万円
幼稚園教諭就職奨励金 1人10万円 1,044万円
杉並区(総額 1,799億円)
木造建築物の耐震化助成 1,545万円
永福体育館の移転整備 6億円
3歳児健診に視力検査 207万円
豊島区(総額 1,246億円)
公衆トイレ洋式化 3億5,000万円
小規模公園の活用検討 360万円
保育所のオムツ処分費用負担 1,293万円
北区(総額 1,557億円)
ナショナルトレーニングセンター周辺整備検討 1,183万円
狭隘道路の無電柱化検討 1,079万円
荒川区(総額 995億円)
荒川遊園リニューアル 8億円
読書環境充実施策 10億円
産後ケア 1,024万円
高齢者の銭湯同行 422万円
板橋区(総額 2,093億円)
タブレットパソコン 2,325台 全52小学校に 7億円
こども動物園リニューアル 4億円
振り込め詐欺対策として自動通話録音機への補助金 469万円
練馬区(総額 2,637億円)
練馬総合運動場公園整備 6億円
映像文化のまち構想 700万円
足立区(総額 2,769億円)
東京女子医大の分院誘致のための都有地取得 70億円
竹ノ塚駅付近の鉄道連続立体交差事業 39億円
自殺対策のためのネットゲートキーパー 445万円
葛飾区(総額 1,907億円)
ふるさと納税返礼品 4,800万円
新金線の検討 3,100万円
寅さん記念館リニューアル 3億円
江戸川区(総額 2,441億円)
児童相談所の建設 17億円
オランダとのパラリンピック振興
大田区(総額 2,788億円)
平和島ユースセンター改修 9億円
勝海舟記念館整備 3億円
若者学び直し支援 680万円
民泊違法業者特定の調査 455万円

大田区のことは岡高志の公式サイトFacebookページなどで、タイムリーで詳細な情報を提供しています。

あえて書いてませんが、23区でもっとも取り組まれてるのは、保育園の充実などの待機児童対策。当たり前すぎて、ふれてません。

こうした他の区の事例は、議員にとって、大きな参考になります。

2年前のブログもご覧ください。