視察: 京都市立御池中学校 〜 PFI活用の複合施設

前日の京都まなびの街生き方探究館に続いて、京都市立京都御池中学校を中心とした複合施設の視察。

御池中学校は、統廃合によってできた学校です。
背景には、中学校の生徒数減少がありました。

2001年、地域・PTAであり方を検討して、城巽・柳池・滋野の3中学校を統合する要望書が提出。そこには、学校のコンセプト、まちづくりの拠点施設にしたい、商業施設もいれたいとの意見がありました。
学校による施設管理には限界があり、行政がハンドリングできないので、PFIを導入。
また、イニシャルコストが負担できないとの、財政的な問題もありました。

2003年、PFI方針を発表。
整備に当たって、財政的見地からのコスト削減の必要性に加え、大規模複合施設を総合的に整備し、将来にわたって管理していくために適した手法として、民間事業者の発想や活力を取り入れたPFI手法が採用されました。

高齢者施設、保育所、レストランなどの賑わい施設、オフィススペース等を併設する複合施設であって、都心部における人づくり、まちづくりのモデル施設として計画されました。  

御池通に面して、レストランなどが配置されています。

中学校に加えて、小中一貫教育方針のもと、御所南小学校、高倉小学校の6年生が同居しています。

商業ゾーンと校舎含めた管理は、指定管理。
2ヶ月に1回、施設運営会議を行なっています。

PFIによって工事価格も圧縮されました。
入札結果は、従来方式で90.1億円のところ、63.2億円で落札。設計・監理・15年間の運営が一体であることと、当時はまだ珍しいPFI案件としてのご祝儀価格ではあったと説明されました。

建物のスペックは、敷地面積 8,400m2、延べ床面積 2万m2、7階建と高層化しています。
基本的に階段での移動のため、2階の職員室からの移動が不便であるとの課題があります。
本来、上層階は普通教室ではなく、特別教室を配置したそうですが、生徒数の増加に伴って上層階のオフィススペースを普通教室に転用したこともあって、やはり、移動においての課題を抱えています。

以上、まとめました。
視察を受け入れいただいた京都市および京都御池中学校の皆さまありがとうございました。