玉石混交の自治体アプリにオープンガバメントの未来がある。

こんにちは。大田区議会議員 岡 高志です。
新宿区議会議員の伊藤陽平さんが、自治体アプリについてのブログを書かれていたので、私も触発されて自治体アプリについての雑感を書きます。

はっきり言って
この手の自治体の新規事業はムダばかり。残念なことに、議員の一般質問はそんなムダを助長するものであふれている。
流行りものについて語って、なぜ流行りものに飛びつかないのか!といったような。
とはいえ文明の利器であるスマホアプリを活用するチャレンジ精神を否定しては進取の精神が損なわれるので、なるだけスルーしてます。
今回は、自分のスマホの中にあるアプリを評価してみます。興味をもったアプリなのでダウンロードしたはずです。
アプリとして作成する価値のあるもの
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FixMyStreet, See Click Fixといったアプリはもともとは道路などの損傷について位置情報と現場写真をアップして自治体行政に改善を求めるwebプラットフォーム。使われるものだから、アプリ化しても意義があるのだと思います。
NYC311ニューヨーク市のコールセンター311がアプリ化したもの。騒音・道路・地下鉄などへのクレームが一手に集まるコールセンター。そういえば、東京都にはありませんね。コールセンターに多くの声が集まっているならば、専用アプリ化をするとユーザーである市民の満足度は高いでしょう。
ちばれぽ FixMyStreetのようなものの千葉市版であるだけでなく、問題解決に市民を巻きこむスタイルも取り入れています。日本国内の先進事例として紹介されます。

ねりれぽ、さがみはらパッ撮るん、ざまりん ちばれぽのご当地版。
ユーザーインターフェースどうなの?地域限定されすぎてユーザーはいるの?といった疑問がふくらみはじめる頃合いです。中途半端にお金かけて、出来上がりが微妙。


自治体の枠にこだわらずに、FixMyStreet, See Click Fix といったオープンなプラットフォームを活用すればいいんじゃない?
すでにいくつかの自治体は活用してます。私も大田区でもやればと提起してますが、腰が重い。行政職員はあんまりスマホとかwebを活用しないのか、感覚的にわからない。


こんなアプリどうなの?
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東京都はお金がじゃぶじゃぶあります。
なんだか微妙なキャンペーンを多数展開してたり、
オリンピックに大金はたいたり、
豊洲市場の土壌汚染対策に(買い手なのに)大金を投じてるし、
移転が延期されたら太っ腹に補償費も負担するし、
そんでもって役に立たなさそうなアプリ発注してご満悦。
東京都にお金がじゃぶじゃぶあることをわかってる自民党は、住民税・法人事業税の減税を公約に掲げてます。
都議選では東京都がいかにムダなことに金を投じてきたのか、もそっとそこに切り込む候補者がいてほしいですね。
さてアプリに戻ります。
こころ空模様、SNSルール、こころストーリー東京都教育委員会が、こどものスマホ・SNS依存対策として作ったアプリ。パンフレット作りました!に近い雰囲気です。webページにPDFでも貼り付けとけばいいんじゃないの?これで、こどものスマホ・SNS依存対策やってます!って胸を張るからホント悩ましい。
パーラージキルとハイドこれは、自治体でなくパチンコ業界団体のパチンコ依存対策部門が作成したアプリ。完成度は高いと思います。でも、誰がダウンロードするんだろう?
マチイロ 大田区でも導入した区報閲覧アプリ。各地の自治体広報が閲覧できます。大田区議会だよりも読めます。区の負担はなく、新しい区報設置スタンドが出来たとのことなので、使ってみてくださいね。はい。
さくっと銭湯 大田区・川崎市浴場連携事業実行委員会作成。何かのプロジェクトチームのアウトプットとしてアプリというのはよくある話。銭湯好きにはたまらない?
認知症に備えるアプリ 大田区、医師会、研究団体で共同開発。堅い。。。専門相談員のためのアプリ。
Flightradar自治体アプリではありませんが、羽田空港が立地する大田区民である私が多用するアプリ。頭上にいた飛行機はどこに飛んでいくのか、ちょっと低空飛行すぎないか、など簡単に確認できて便利なアプリ。
アプリへの自治体のこだわりは、様々な住民に向き合おうとする気持ちの表れでもあります。
それは一方で、行政参画をのぞむ住民の声が反映できる機会が増えるのです。
自治体行政と住民の垣根を払うようなオープンガバメントを推進するために、便利なアプリも活用したいです。